「 免疫力 の低下しているのではないか」
全国的にもウイルス性胃腸炎が流行しているとのこと(過去10年間で最多)。
原因は、冬の寒さでウイルスが活性化したから
だが、過去10年間で類をみないほどの寒さではない。
個人的に気になったのが、コロナ禍で定着した滅菌習慣。
これまでは、菌を体内に入れることで免疫力は鍛えられてきた。
だが、滅菌習慣によって菌が体内に入らなくなった。
その結果、免疫力が鍛えられなくなり、体が弱くなったのではないか?
免疫力 は腸内環境と深く結びついている
腸には、体全体の免疫システムを司る重要な役割がある。
免疫力 は腸内環境によって大きく左右されることが、近年の研究で明らかになっています。
腸内環境が 免疫力 に影響する理由
- 体内の免疫細胞の約70%が腸に存在している
- 腸内細菌が免疫の調整を担う(善玉菌が多いほど免疫が活性化し、病原菌の増殖を抑える働きをする)
免疫力 が低下したのは過度な滅菌習慣ではないか
免疫力 (免疫システム)は、腸内環境が悪くなると低下することは分かっている。
「良い腸内環境」とは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスを保って共存している状態を指す。
腸内細菌は、外部環境からの細菌や微生物との適度な接触によって調整されている。
過度な衛生環境と微生物への接触機会の減少が、免疫系や腸内細菌叢に影響する可能性は研究されている。
腸内環境の調整機能が低下すると、環境改善に時間がかかってしまう(免疫力低下が長引く)。
今回の胃腸炎流行の原因が除菌習慣による免疫力低下だと示す根拠は確認できない。
ただ、衛生環境と免疫の関係そのものは研究されている。
子どもの 免疫力 が弱まっている
今回のウイルス性胃腸炎は、子どもを中心に流行して高齢者の感染が比較的少ない。
生活環境の影響も、可能性としては大きい。
だが、今回は「免疫力の違い」。
滅菌習慣が同じならば、なぜ高齢者は免疫力があるのか。
考えられるのは、食生活。
昔ながらの食生活を続ける高齢者は、腸内環境が比較的整いやすい(免疫力の維持、改善が早い)そうです。
高齢者
- 発酵食品を多く摂る(漬物、納豆、みそ汁などで腸内環境が整い、免疫細胞が活性化)
- 食生活が安定している(規則正しい生活リズム、和食中心の栄養バランスの良い食事)
- 野菜や食物繊維を積極的に摂取(抗酸化作用が高く、腸内細菌の多様性を維持)
- 加工食品の摂取が少ない(保存料や添加物の摂取が少なく、免疫系への負担が少ない)
子ども
- ジャンクフードや加工食品の摂取が多い
- 発酵食品の摂取が少ない
- 食生活が不規則(朝食を抜く、夜遅い時間の食事が増えることで、腸の働きが乱れる)
- 糖分・脂質の多い食事(腸内の悪玉菌が増えやすい)
免疫力 を高める「腸活」を取り入れる
滅菌習慣は「安心」のために必要であり、個人が過度だと思っても集団生活を送る上では必要な措置。
だから、滅菌習慣を続けたまま、免疫力を高める必要がある。
子どもも「腸活」をしたほうがいいということです。
子どもの腸活が長続きするように「簡単・楽しい・美味しい」を意識しました。
- 朝ごはんをしっかり食べる (腸のぜん動運動を活性化し便秘を防ぐ。便秘の原因である悪玉菌の増殖)。
- ヨーグルト、味噌汁、納豆など食事に発酵食品を取り入れる。
- バナナ・さつまいも・リンゴなど食物繊維を含む食材を増やす。
- 水分をしっかり摂る (朝起きたらまず水を一杯飲む習慣)。
- 遊びながら体を動かす(走ったりジャンプしたりすると腸の動きが活性化)。
腸の活動をスムーズにするためには、1日あたり体重1kgにつき約30~40mlの水分が必要(体重50kgの人なら約1.5~2リットルの水分が目安)。
この水分量には、飲み水だけでなく、食事から摂取する水分も含まれる。
スープや果物なども水分補給に役立ちます。
参考 https://www.clinico.co.jp/columns/enteralnutrition002/
腸内フローラ検査など、ご自宅でできる検査サービス
2026年8月、大阪大学・東京大学などの研究チームが 日本人の大腸がんの約半数に、腸内細菌が作る毒素「コリバクチン」が関与している と発表。
- 若年発症(40歳未満)の大腸がんの約70%で細菌毒素の痕跡が見つかった
- 日本人は欧米よりもこの細菌毒素の影響を受けた大腸がんが多い
- DNAの傷跡が幼少期(10歳未満)にすでに形成されている可能性
参考 \ゲノムに刻まれた痕跡/ 日本人大腸がんの主要な原因は “腸内細菌”だった – ResOU


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