参加しています

免疫力 の低下がウイルス性胃腸炎の流行を招いた?過度な滅菌習慣の影響

ただのひとりごと
この記事は約4分で読めます。

免疫力 の低下しているのではないか」

子どもが小学校で大流行しているウイルス性胃腸炎にかかり、全国的にも過去10年間で最多のウイルス性胃腸炎の流行とのこと。

原因は冬の寒さでウイルスが活性化したというのですが、個人的には過去10年間で類をみないほどの寒さではなく、気になったのが、コロナ禍で定着した滅菌習慣です。

言い方を悪くすれば、菌を体内に入っていたことで免疫力は鍛えられていましたが、滅菌習慣によって免疫力が鍛えられなくなり体が弱くなったのではないかと考えました。

免疫力 は腸内環境と深く結びついている

腸は単なる消化器官ではなく、腸には体全体の免疫システムを司る重要な役割があり、 免疫力 は腸内環境によって大きく左右されることが、近年の研究で明らかになっています。

腸内環境が 免疫力 に影響する理由

  • 体内の免疫細胞の約70%が腸に存在している
  • 腸内細菌が免疫の調整を担う(善玉菌が多いほど免疫が活性化し、病原菌の増殖を抑える働きをする)

免疫力 が低下したのは過度な滅菌習慣ではないか

免疫力 (免疫システム)は腸内環境が悪くなると低下することは分かっており、「良い腸内環境」とは善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスを保って共存している状態を指します。

腸内細菌は外部環境からの細菌や微生物との適度な接触によって調整されており、過度な除菌により外部の菌との交流が減ると、善玉菌が減少し、腸内環境が乱れます(腸内環境の調整機能が低下すると、環境改善に時間がかかるようになり、免疫力低下は長引く=症状が長引く)。

マスク着用、アルコール消毒の徹底など、感染予防としては有効でしたが、必要以上の滅菌が免疫機能を弱めた可能性があるようです。

子どもの 免疫力 が弱まっている

今回のウイルス性胃腸炎が、子どもを中心に流行して高齢者の感染が比較的少ないことから、生活環境の影響も大きいと思われますが、今回は「免疫力の違い」に注目しました。

滅菌習慣が同じならば、なぜ高齢者は免疫力があるのか。
考えられるのは食生活です。

昔ながらの食生活を続ける高齢者は、腸内環境が比較的整いやすい(=免疫力の維持、改善が早い)そうです。

高齢者

  • 発酵食品を多く摂る(漬物、納豆、みそ汁などで腸内環境が整い、免疫細胞が活性化)
  • 食生活が安定している(規則正しい生活リズム、和食中心の栄養バランスの良い食事)
  • 野菜や食物繊維を積極的に摂取(抗酸化作用が高く、腸内細菌の多様性を維持)
  • 加工食品の摂取が少ない(保存料や添加物の摂取が少なく、免疫系への負担が少ない)

子ども

  • ジャンクフードや加工食品の摂取が多い
  • 発酵食品の摂取が少ない
  • 食生活が不規則(朝食を抜く、夜遅い時間の食事が増えることで、腸の働きが乱れる)
  • 糖分・脂質の多い食事(腸内の悪玉菌が増えやすい)

免疫力 を高める「腸活」を取り入れる

滅菌習慣は「安心」のために必要であり、個人が過度だと思っても集団生活を送る上では必要な措置とも言えます。

そのため、滅菌習慣を続けたままで免疫力を高める必要があり、子どもも「腸活」をしたほうがいいということです。

子どもの腸活が長続きするように「簡単・楽しい・美味しい」を意識しました。

  • 朝ごはんをしっかり食べる (腸のぜん動運動を活性化し便秘を防ぐ。便秘=悪玉菌の増殖)。
  • ヨーグルト、味噌汁、納豆など食事に発酵食品を取り入れる
  • バナナ・さつまいも・リンゴなど食物繊維を含む食材を増やす
  • 水分をしっかり摂る (朝起きたらまず水を一杯飲む習慣)。
  • 遊びながら体を動かす(走ったりジャンプしたりすると腸の動きが活性化)。

腸の活動をスムーズにするためには、1日あたり体重1kgにつき約30~40mlの水分が必要とされています(体重50kgの人なら約1.5~2リットルの水分が目安)。この水分量には、飲み水だけでなく、食事から摂取する水分も含まれるため、スープや果物なども水分補給に役立ちます。

参考 https://www.clinico.co.jp/columns/enteralnutrition002/

まとめ| 滅菌習慣を続けながら 免疫力 を維持するには

滅菌習慣が免疫力 の低下を招いた可能性がある
腸内環境を整えることで免疫機能の維持・回復が可能
食生活を見直し、腸活を取り入れることが重要

感染症予防と免疫力 の維持は両立できるので、日々の習慣を意識しながら健康を守りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました