ウイルス性胃腸炎 の流行が過去10年間で最多となっており、全国で感染者数が急増しています。我が家の子どもも感染し、慌ただしいGWとなっています。
今回の流行は特に子どもを中心に広がっており、高熱と下痢の症状が目立つ特徴があります。この感染拡大の背景には、冬の寒さとウイルスの特性が関係していると考えられています。
冬にウイルス性胃腸炎 が流行する理由|寒さと感染拡大の関係
感染性胃腸炎の原因となるウイルスは、寒い環境で増殖しやすい性質があります。2025年の冬は特に寒波が強く、ウイルスの活動が活発になった可能性があります。
- 低温・乾燥でウイルスが活発化
- 寒い環境ではウイルスの生存期間が長くなり、感染力が高まる
- 室内にこもる時間が増え、飛沫感染の機会が増える
- 換気不足によりウイルスが室内に滞留しやすい
- 免疫力の低下
- 冬は体温が低下しやすく、免疫機能が弱まりウイルスに感染しやすくなる
このような冬の環境がウイルスの繁殖を助長し、感染拡大を引き起こす要因となっています。
ウイルス性胃腸炎 の原因となる3種のウイルスと特徴
ウイルス性胃腸炎 の原因として考えられるウイルスは、以下の3種類です。
- ノロウイルス
- 強い嘔吐・下痢が特徴
- 感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染拡大
- 発熱は軽度
- 以上の特徴より、今回の胃腸炎のウイルスである可能性は低い(嘔吐は少ない)
- 🔹 ロタウイルス
- 乳幼児に多い。
- 白色便や高熱を伴うことがある。
- ワクチンで予防が可能。
- 小学校低学年を中心に流行している点と、下痢はするが白色便ではないことから可能性は低い
- 🔹 アデノウイルス
- 38℃以上の発熱
- 下痢
- 嘔吐は軽度もしくはなし
- 今回の症状に近いため最も可能性が高い
現在の患者の症状を見ると、38℃以上の高熱が目立ち、嘔吐は軽めであるため、アデノウイルス胃腸炎が主な原因である可能性が高いと考えられます。
アデノウイルスは、感染力が強く、学校や保育園などで集団感染しやすい特徴があります。また、症状が治まった後も2週間以上ウイルスが体内で排出されるため、長期間の感染リスクがあることも注意が必要です。
また、感染性胃腸炎の患者の約20%は無症状であるため、知らないうちにウイルスを拡散してしまうことも流行の一因と考えられています。
アデノウイルス感染の拡大を防ぐには?胃腸炎の予防法
- こまめな手洗いを徹底する → 石鹸と流水で30秒以上しっかり洗う
- タオルや食器の共用を避ける → 家族内で感染が広がらないようにする
- 消毒をする → ウイルスが付着しやすい場所を清潔に保つ
- 十分な水分補給 → 下痢による脱水症状を防ぐため、経口補水液などを活用する
特にアデノウイルスは飛沫感染・接触感染のリスクが高いため、衛生管理を徹底することが重要です。!
まとめ|ウイルス性胃腸炎 の流行に備え、しっかり対策を!
ウイルス性胃腸炎 の流行が続いているため、しっかりと対策をして、健康を守りましょう!
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