毎日コーヒーをドリップしていると「 コーヒーのカス をこのまま捨てるのは勿体ない」と感じます。物価高騰に煽られてコーヒーもかなり値上がりしたので、卵の殻と同じく再利用することにしました(卵の殻の再利用についてはこちら)。
コーヒーのカス に含まれるカフェインが猫避けになる
コーヒーのカス を乾燥させて撒くと猫避けになります。
十年以上猫を飼っていたので野良猫も可愛いとは思うのですが庭に糞尿をされるのは困ります。
特に今は春に向けて土づくりをしている最中、肥料作りをしているプランターの土は常にふかふかなのでトイレ扱いされてしまいます。
猫の糞尿対策として コーヒーのカス が効果的なのはコーヒーに含まれるカフェインが猫にとって有毒な成分だからです。猫がカフェインを摂取すると死亡する可能性すらあります。
猫の多くはカフェインを危険物と感じるため、コーヒーのにおいがするところは落ち着かずトイレとしないようです(すべての猫に効果的なわけではない)。
実際に1カ月実行してみて分かったこと
野良猫対策 、猫避けの忌避剤としてはコーヒーをすでに抽出したあとの出がらしなので臭いの効果は晴天でも二、三日しか続きません。
そのため忌避効果は同じ天然素材ならば木酢液のほうがかなり高いです。
但し、木酢液のように強く独特なにおいがしないため玄関や窓周辺などに撒くならばコーヒーのカスのほうがいいと思います(木酢液の炭が焼けたときのような臭いに不快感を覚える人も多い)。
毎日コーヒーを飲み、二日に一回新たなコーヒーのカスを撒けるならば0円であることを考えて木酢液を含む市販の忌避剤より良いともいえます。
コーヒーのカス で雑草対策をする
コーヒーのカスには種子の発芽抑制効果があるため雑草を抑制する効果があります。
今は冬なので春になったら効果を試してみたいと思います。
コーヒーのカス を肥料にする
コーヒーのカスを土と混ぜて分解・発酵させれば肥料になります(そのまま撒くのはよくない)。
- 土に混ぜて分解されるのを待つ(目安として分解・発酵には夏で約5日、冬では約2週間ほどかかる)
- コンポスト型の生ごみ処理機を使って肥料(ぼかし肥料)にする
いまは土づくりをしている冬なので①と②を同時並行中です。
プランターの土に コーヒーのカス を埋める
①は空いているプランターに春~秋にかけて使用した土を入れて野菜くずや卵の殻と一緒に土に埋めるだけです。
2週間ほど経つと土中のバクテリアに分解されて野菜クズなどは消えます。但し、分解しにくい卵の殻や玉ねぎの外皮は残りやすいです(特に害はない、肥料として撒く場合は避ければいい)。
野菜クズとコーヒーのカスだけならば雨対策や臭い対策などは必要ありません(肉や魚などを入れると腐敗して臭う可能性が高い)。
分解中のプランターの土はふかふかなので猫のトイレになりやすいため、木酢液をかけておくと安心です(木酢液は土中のバクテリアを活性化させる効果もある)。
コーヒーのカス をぼかし肥料にする
「ぼかし肥料」とは、主に農業で使用される肥料の一種です。この肥料は、土壌の栄養バランスを整えるために使用され、特に野菜や果物の栽培に効果的です。ぼかし肥料は、有機物を主成分とし、微生物の活動を促進することで土壌の健康を向上させます。
コーヒーのカス に 米ぬか・おから・油かすなどを混ぜて発酵させるとぼかし肥料が作れます。
バケツでも作れるのですが分解・発酵のときに出る水分を定期的に除去する手間がある上にこの水分は液肥として使えるので個人的には専用のコンポストを使うのがお薦めです。
もともと私は野菜クズでぼかし肥料を作っていたので、ここにある程度水気を切った コーヒーのカス をいれただけです。
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