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コーヒーの再利用 |ドリップコーヒーの出がらしを捨てずに庭で活用できないか

今日の家事とごはん
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コーヒーの再利用 を考えたキッカケは、物価の高騰に伴い「リサイクル」に注目が集まり、我が家のゴミによくあるドリップコーヒーの出がらしをそのまま捨てるのは勿体ないと感じたからです。

コーヒーの再利用 |出がらしでも“カフェイン”はまだある

ドリップコーヒーの出がらしに含まれているカフェインは、猫の糞尿対策と雑草対策に役立ちます。

カフェインによる猫の糞尿対策

猫はカフェインを危険な物質として認識するため、コーヒーの出がらしを庭に撒くことで糞尿対策としての忌避効果が期待できます。

  • カフェインは猫にとって毒性が強い(摂取すると中毒症状を引き起こす可能性がある)
  • 猫は本能的にカフェインのある環境を避ける傾向がある

実際に庭に撒いてみると、コーヒーの香りによる猫避けの効果は2~3日ほど持続しましたが、出がらしなのでカフェイン濃度が低いせいか、忌避効果はあまり長持ちしませんでした。

忌避効果としては木酢液のほうが高いですが、木酢液は人によっては不快と感じる臭いがあるので、玄関周辺の糞尿対策にはドリップコーヒーの出がらしが便利だと感じました。

カフェインによる雑草対策

カフェインには雑草の発芽を抑制する効果があるされているため、コーヒーの出がらしを庭に撒くことで雑草対策が期待できます。

  • カフェインには植物の種子の発芽を妨げることが知られている
  • コーヒーの出がらしを庭や畑に撒くことで、雑草の繁殖を抑える効果が期待できる
  • ただし、すべての雑草に効果があるわけではない
  • 土壌の状態や気候によってカフェインの影響は異なる

コーヒーの再利用 |分解・発酵させて肥料として活用

コーヒー豆には植物の成長や土壌の改善に役立つ栄養素が含まれていまるため、適切に分解・発酵させることで肥料として再利用することができます。

  • カリウム:植物の根の成長を促し、病気への耐性を高める。
  • リン:根の発達を助け、花や果実の成長を促進する。
  • カルシウム:土壌のpHバランスを整え、根の健康を維持する。
  • クロロゲン酸:抗酸化作用があり、土壌の微生物活動を活性化する可能性がある。
  • トリゴネリン:焙煎前のコーヒー豆に多く含まれ、土壌の微生物環境に影響を与える可能性がある。

種や苗を植える2~3週間前に土に混ぜておく

カフェインは植物に有害なので、種や苗を植える場所(プランターや鉢も含む)に、種や苗を植える2~3週間前にコーヒーの出がらしを土に混ぜ込んでおきます。

その後、コーヒーの出がらしは分解・発酵されます(十分に分解・発酵させることでカフェインの濃度は徐々に低下するとされている)。

ぼかし肥料の基材にする

ドリップコーヒーの出がらしには有機成分が豊富なので、ぼかし肥料の基材として活用し、発酵による微生物の増殖を促すことができます。

  • 微生物の活性を促す → 有機物の分解を助け、土壌改良につながる
  • カリウムやリンを含む → 植物の成長を支える栄養素が供給可能
  • 再利用でコスト削減 → コーヒーの出がらしを捨てずに有効活用

カフェインを分解するのには十分な発酵が必要で、米ぬかや油粕と組み合わせることでカフェインの発酵が促されます。

また、ドリップコーヒーの出がらしは酸性が強めなので、アルカリ性の材料(卵の殻や草木灰)と組み合わせると土壌バランスが整いやすいです。

https://tudurucoto.info/?p=3256

まとめ| コーヒーの再利用 で身近なエコ活動

ドリップコーヒーの出がらしは、捨てずに庭で活用することで、猫避け・雑草対策・肥料として幅広く利用できます

  • カフェインの忌避効果で猫の糞尿被害を軽減(持続性は短いため定期的に撒くのがポイント)
  • 雑草の発芽を抑える働きがあり、自然な防草対策に活用可能
  • 適切に分解・発酵させることで肥料として再利用でき、植物の成長をサポート

コーヒーの出がらしを活用することで、無駄なくリサイクルしつつ、環境にも優しい方法を取り入れることができます。特に、ぼかし肥料として活用する場合は、米ぬかや油かすを加えて発酵を促し、アルカリ性の材料(卵の殻・草木灰など)と組み合わせることで土壌のバランスが整いやすくなります。

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