学校の植木鉢 を夏休みが始まる前に家に持っていくこと。
小学生として経験し、いまは小学生の保護者として経験している。
なぜ学校で育てている植物を持って帰ってくるのか。
調べてみると、学校が植物を持ち帰らせるのには、いくつかの教育的な理由があるようだ。
- 植物の成長を観察し続けるため
- 生活科の学習内容(育てた植物を観察しよう)の定着
- 責任感を育てる
- 家族とのコミュニケーションのきっかけになる
責任感を育てることはとても大切。
でも現実は、連日40℃近い酷暑の中で「枯らさない」はとても大変だ。
旅行にもいけない。
だって自動給水器を使ったら、40℃を超える熱湯が植物を枯らしてしまう。
今年がミニトマトでよかった。
去年の朝顔は大変だった。
朝顔は枯らすと二学期以降の「朝顔の蔓を使って工作をする(クリスマスリース作り)」と「来年の一年生に朝顔の種をプレゼントしよう」に対応できない。
枯らさない、は保護者にすごいプレッシャーを与える。
プレッシャーを与えられるから、学校で完結してほしい。
朝顔やミニトマトのように、春に植えて夏を越す植物はやめてほしい。
来年も再来年も、夏は暑くなるだろう。
そろそろ教育方法を見直してほしい。
今年の夏は特にそれを強く思っている。
ミニトマトの代替案:夏休み明け(8月下旬~9月初旬)に植えて二学期中に収穫できる野菜「ラディッシュ」
二年生は「育てて食べる」が重要なので失敗が少ないミニトマトが好まれやすいが、同じ育てて食べる+成長が見て分かる野菜としてラディッシュがある。
根菜だが朝顔を植えた浅瀬の鉢で育てられる(推奨深さ:15〜20cm程度)。
おすすめラディッシュ品種
- 種まきから収穫まで約20〜30日と短期間
- 浅い鉢でも育てられる=教室や家庭でも実践しやすい
- 成長の変化が早く、観察記録やスケッチに最適
- 収穫後に食べる体験もでき、食育にもつながる
品種名 | 特徴 | 教育的ポイント |
---|---|---|
赤丸二十日 | 定番の赤くて丸いタイプ | 発芽〜収穫までが早い。 形が安定していて観察しやすい |
カラフルファイブ | 5色ミックス 赤・白・紫・ピンク・薄桃紫 | 色の違いを楽しめる。 収穫時のワクワク感が大きい |
レッドチャイム | 真っ赤でまんまる。 色落ちしにくい | 色の鮮やかさが記録やスケッチに向いている |
スマッシュ | 夏まき向き。 高温でも形が崩れにくい | 8月下旬〜9月の種まきに最適。 秋の観察にぴったり |
ビットリア | 大きくなっても割れにくい | 水分管理の違いによる形の変化を学べる |
スミレちゃん | 赤紫色の珍しい品種 | 色彩の観察や個性の違いを学ぶ教材として◎ |
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