草むしりの負担を軽減してくれる可能性があるのが、“ イチョウの葉 ”。
昨日に引き続き今日も晴れ、1週間近く続いた雨の影響もあって雑草の成長がものすごく昨日・今日と草むしりに追われて来春の改善策として目をつけたのがJR西日本の イチョウの葉 を使った線路脇の雑草対策の記事。
どうして イチョウの葉 で雑草が抑制できるのか。
- イチョウの葉 には周囲の植物の生育を押さえる「アレロパシー」という効果がある
- イチョウの葉 を敷き詰めることで光合成を遮る=雑草の生育を阻害。

人工知能
アレロパシー(Allelopathy)とは、ある植物が他の植物の成長を抑制したり、逆に促進したりする化学物質(アレロケミカル)を放出する現象のことです。日本語では「他感作用」とも呼ばれます。
アレロパシーは、雑草防除や生物農薬としての利用が注目されており、農業や環境保護の分野でも研究が進められています。
- 揮発性物質の放出:葉や根から揮発性の化学物質を放出(分泌)し、他の植物の発芽や成長を抑制。
- 例:セイタカアワダチソウは根からシスデヒドロマトリカリアエステルを放出
- 例:クルミは葉や根からジュグロンを放出
- 落葉や残根の分解:枯れた葉や根が分解されることで、土壌にアレロケミカルが蓄積し、影響を及ぼす。
- 例:サクラは落ち葉が分解されることでクマリンが生成される

人工知能
イチョウの根や葉から放出される化学物質には、土壌中の微生物や他の植物の成長に影響を与えることがあると考えられるフラボノイド類やフェノール類が含まれている可能性があります。
- イチョウの落葉や根から抽出された成分には、生長抑制作用を持つものが含まれていることが確認されている
- イチョウの根から放出される化学物質が、周囲の植物の発芽や根の伸長を抑制する可能性があるとされている
ただし、イチョウのアレロパシー作用についてはまだ研究が進行中であり、具体的な化学物質の特定にはさらなる調査が必要です。
現在その実証実験を、JR西日本が2023年に開始(兵庫県内の一部路線で、線路わきにイチョウの落ち葉を敷き詰めて雑草対策)。イチョウの葉 を防草対策として採用したキッカケは“おばあちゃんの知恵袋”らしいです(詳しい原理は分からないけれど効果があるというやつ)。
アレロパシーに詳しい東京農工大の藤井名誉教授が監修し、結果、光合成を遮ることが雑草の成長を抑えることが分かった。
- 除草剤を散布する → 雑草が生い茂る
- 除草剤を散布し、イチョウを敷き詰める → 雑草は育たない
- 除草剤を使わず、イチョウを敷き詰める → (2)に比べると生えたが刈り取りは不要な程度
草むしりは子どもと一緒にできる活動ではありますが、広さがあるとそれなりに大変。
今年の秋はイチョウの落ち葉拾いを子どもとのイベントに追加することに決めた(1m×1mを覆うのに家庭用ゴミ袋半分くらいの落ち葉が理想的)。
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