充電して使用するタイプのものに内蔵されている リチウムイオン電池 。
使い方を誤れば発火事故の原因に。
この記事では、2025年に改定された飛行機内ルールや電車での発煙事例などをもとに、安全な持ち運び・保管方法をわかりやすく解説します。
リチウムイオン電池 が発火|その事故は「想定外」ではなく「未対策」
最近の電車・飛行機の発煙・発火トラブル
2025年某日、山手線が上下線ともに1時間以上停止するという異例の事態が発生。
原因は乗客の荷物に入っていたモバイルバッテリーの発煙。
発火の兆候が見られたため、乗務員が緊急停止を決断した。
同様のトラブルは飛行機でも報告。
航空機内でリチウムイオン電池が発熱した場合、乗務員はその場で消火対応しながら緊急着陸を検討することもあるという。
これを背景に、2025年7月から飛行機内の持ち込みルールが厳格化された(預け入れ荷物への収納は全面禁止)。
主な変更項目 | 内容 | 理由 |
---|---|---|
収納棚への保管禁止 | 座席上の収納棚に入れてはいけない | 発煙・発火時に発見が遅れるため |
目視できる場所で保管・使用 | 膝の上・前ポケットなど、常に状態を確認できる場所に置く | 初期対応を迅速に行うため |
端子の保護(推奨) | 絶縁テープ・ポーチなどでショート防止 | 金属接触による発火リスクを回避 |
定格容量(Wh)の表示が必須 | 本体にWh表記がない製品は持ち込み不可 | 容量不明の粗悪品を排除するため |
持ち込み可能な容量と個数
容量 | 持ち込み可否 | 備考 |
---|---|---|
~100Wh | 制限なし | 一般的なスマホ用(10,000〜20,000mAh) |
100Wh超~160Wh | 最大2個まで | 一部の大容量モデル(ノートPC用など) |
160Wh超 | 持ち込み不可 | 特別な輸送許可が必要 |
モバイルバッテリーの身近さと、潜在的な危険性
現代人のライフラインを支える電子機器に欠かせないリチウムイオン電池は、“適切に使えば安全”だけど“使い方を誤ると凶器”になる二面性がある。
過充電。
衝撃による破損。
経年劣化。
非正規品の使用。
こうした要因が重なると、発煙・発火の危険は一気に高まる。
リチウムイオン電池 の事故を防ぐ「防火袋」や「耐火ケース」
リチウムイオン電池からの発火は予兆なく起こることもある。
「リチウムイオン電池を利用しない」という選択肢がない以上、対策が必要だ。
最も簡単な対策が防火袋や耐火ケースで備えることだ。
「セーフティーバッグ」や「LiPoバッグ」ともいう。
物置にある工具も充電式のものはリチウムイオン電池を使っているので「まとめて収納できる」タイプを購入。
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