卵の殻を 肥料 として使ってみようと考えたキッカケは卵の値上り。
近所のスーパーで卵がまた値上がりしていた。
2年前より50円以上高い。
それを見たとき、ふと思った――「この殻、捨てていいのか?」
水のこともそうだけど、“値上がり”ってSDGsを考えるきっかけになる。
(※水についてはグッピーの飼育水を庭にまいたら芝の育ちがよいことを読んでほしい)
こんな人に読んでほしい
- 卵の殻を捨てるのにちょっと罪悪感がある
- 家庭菜園をやっている
- 土の水はけが悪くて困っている
- 芝生をヨトウムシに食い荒らされている
- ナメクジが嫌い(できれば一生会いたくない)
卵の殻は 肥料 になる
卵の殻には、カルシウム・炭酸マグネシウム・リン酸カルシウムなど、植物の生育に役立つミネラルがたっぷり含まれている。
ただし、即効性はない。
効果が出るのは数年後。
でも、土の体質改善にはじわじわ効く。
- 土壌の状態が改善される
- 排水性がよくなる
- 酸性の土を中和してくれる(卵の殻はアルカリ性)
- 植物の根が呼吸しやすくなる
殻に空いている無数の穴から雨水が侵食、殻が溶けて酸性の土壌を中和する。
使い方はシンプル
- 乾燥させて細かく砕き土に混ぜる
- フライパンなどで焼いてから粉末にしてもOK(殺菌効果もある)
肥料 以外の効果ー卵の殻は「虫よけ」として優秀
卵の殻を砕いて植物の根元に撒くと、ナメクジ・カタツムリ・ヨトウムシ(ネキリムシ)などが近づかなくなる。
理由はシンプルーー尖ってて痛い。
うちの庭の西洋芝は、毎年春になるとヨトウムシに食べられていた。
今年の冬は、卵の殻を混ぜ込んで“地雷原”を作ってみようと思う。
卵の殻による地雷原の効果(2025年7月3日追記)
冬のあいだに、庭の土に卵の殻を混ぜ込んでおいた。
そして迎えたヨトウムシの食害の季節――例年なら芝にいくつか円形の食害の痕があるはずなのに今年はゼロ。
正直、信じられない。
もちろん、庭全体をハマスゲ駆除のために大々的に掘り返したことも関係しているかもしれない。
そのときに出てきたヨトウムシの幼虫を捕殺していたので、そっちの効果もあるとは思う。
でも、それにしてもここまで被害がない年は初めてだ。
卵の殻の効果があったと思いたいだけかもしれない。
でも、捨てるよりは土に混ぜてみる方が気持ちがいいし、損はない。
だから私は、来年もまた卵の殻を撒くと思う。
芝の根元に、静かに、地味に、効いてくれることを願って。
コメント