日当たりの悪い場所を使えて、コスパもよい「 ミョウガ 」。大量に取れたときの保存法

庭いじり
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 我が家の家庭菜園で一番ほったらかしているのが「 ミョウガ 」です。

 「 ミョウガ 」はアジアから持ち込まれたハーブと言われており、中国や東南アジア、さらにはインドでも野生種が自生しているようです(現代では一般的に食用にしているのはおそらく日本だけ)。

 ※日本で自生しているミョウガは遺伝的特徴から野生種ではない可能性が高いと判断され、そのため「持ち込まれた種である」という説が有力。

「 ミョウガ 」を植えると毎年勝手に育つ

 左側はブロック塀、南側は物置、日当たりの悪いこのデッドスペースに5年前に根を植えました。

 その後、特に肥料もあげていないのに毎年5月頃に芽を出し、スクスク育って毎年十分な量を収穫できます。

 草丈は60cmほどなので葉が茂ると存在感がありますが、横に広がらないので無造作感はありません。夏場はバラの下草となっていますが、ミョウガの花は地表に咲くのでバラの見た目の邪魔をしません。

 宿根なので秋になると地上部は枯れますが、根っこは勝手に伸びて毎年専有面積を拡大させています。

 ミョウガが繁殖しやすいのは日本の歴史からもちょこっと分かります。

 江戸時代に東京の早稲田のあたりでとれる「早稲田みょうが」は人気があり、当時の早稲田一帯は見渡す限り田んぼとミョウガ畑だったそうです。

 文京区にある茗荷谷は、この早稲田のミョウガ畑がこの辺りまで広がったことに由来しています。

「 ミョウガ 」の収穫は夏

 2023年、1/3畳分くらいの面積になった ミョウガ 畑から収穫した分(1日分)です。

 収穫前の2週間ほど夕立が全くなく、水やりも全然やっていなかったのにこの収穫量…… ミョウガ のたくましさに感謝です。

 ミョウガ は花穂で、葉をかき分けて地表部分に咲いているところ(つぼみの状態)を収穫します。特有の香りがあり、食べるとシャキシャキした食感と微かな苦味とほのかな辛みが特徴です。

 ミョウガ は奈良時代の皇族・長屋王の邸宅跡から出土した木簡に、醤油に似た「醤」に漬けこまれた ミョウガ の漬物が進物として記録されているそうです。

「 ミョウガ 」が余ったら乾燥対策して冷蔵庫

 ミョウガは高温に弱いので、基本は冷蔵保存になります

 乾燥に弱いので、「水で濡らしたペーパータオルに包んで冷蔵保存」もしくは「浸るくらいの水を入れて冷蔵保存」になります

 この二つの保存法は一長一短。

 ペーパータオルの場合は保存期間は約10日間ですが風味や食感も長持ちする、一方で水に浸す場合の保存期間は約1カ月間と長めですが風味や食感が薄れます。

 ※雑菌の繁殖を防ぐために、ペーパータオルや水は2日に1回交換する

 丸ごと冷凍保存すると、食感や風味は失われますが、保存期間は2カ月間と長いです(カットしたミョウガを冷凍保存した場合の保存期間は約2週間)。

 

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