備蓄 米 が売っていた。
5キロで約2000円、報道されていたように備蓄米以外と比較すると半額以下。
「いいね」と思ったけれど、注意書きを見て購入に躊躇した。
『25℃以上だとカビが生える心配がある』……25℃?
連日35℃越えの酷暑。
ここ数日は40℃。
冷蔵庫もパンパンで、25℃未満での保存など難しい。
このカビリスクは備蓄米だからこそ高いのか?

「25℃以上でカビが生える」という注意点は、備蓄米に限らず、他の一般的な米にも当てはまります。
米 の保存|冷暗所で常温保存……冷暗所?
精米後の 米 は高温・多湿を防ぐために「冷暗所で常温保存」と知識で知ってはいた。
昔の家は木造で風通しが良く、夏もここまで暑くなかった。
「冷暗所」に明確な定義はないものの、温度としてイメージされるのは「15℃以下」。
昔は家の北側や地面に近い場所が自然と「冷暗所」になっていたのだろう。
いまの家も北側の納戸・廊下や階段下収納は日航が入りにくくて比較的涼しいが、真夏だけは人工的に冷暗所を作らなければいけない暑さ事情になっていると思う。
- 冷蔵庫の野菜室
- 発泡スチロール+保冷剤+乾燥剤
- ペルチェ式クーラーボックス
米 の保存|真夏は「ペルチェ式クーラーボックス」
冷蔵庫の野菜室に米5キロが入れておける家はどのくらいあるのだろう。
一人暮らしなら可能だが「野菜室がある冷蔵庫」を持っている人は少ないだろうし、私の経験では結婚してから買った「野菜室がある冷蔵庫」にそんなスペースができたことはない。
安価にすませるなら「発泡スチロール+保冷剤+乾燥剤」だが、手間を考えると「ペルチェ式クーラーボックス」こそ現代的な人工的冷暗所としておすすめしたい。
冷えるクーラーボックスには「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」がある
冷蔵庫のように電気を使って冷やせるクーラーボックスには、冷却方式の違いにより「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」の二種類ある。
今回の目的「人工的な冷暗所を作る」ならば、冷却力が弱めでも室温より15℃低い環境を作れるペルチェ式クーラーボックスがいい。
ペルチェ式とコンプレッサー式の違い
項目 | ペルチェ式 | コンプレッサー式 |
---|---|---|
冷却原理 | 電流による熱移動(ペルチェ効果) | 冷媒ガスの圧縮・膨張による気化熱 |
冷却力 | 弱め(外気温−15℃程度) | 強力(−20℃まで冷却可能) |
静音性 | 非常に静か(モーター音なし) | モーター音あり(家庭用冷蔵庫並み) |
振動 | ほぼなし | わずかにあり |
消費電力 | やや高め(常時稼働) | 省エネ(間欠運転) |
重量 | 軽量・コンパクト | やや重め・大型化しやすい |
冷凍対応 | 不可(保冷のみ) | 可能(冷凍・製氷もOK) |
価格帯 | 安価(¥6,000〜¥15,000) | 高価(¥30,000〜¥100,000以上) |
ペルチェ式クーラーボックス3選(2025年度版)
- インテリアに馴染みやすい木目・ダークカラー
- 庫内スペースが45リットル前後:米5キロ(容量7.5~8リットル)収納しても余裕あり
MAXZEN JRP45HS01WD
容量45リットル、サイズW430×D504×H515(mm)。静音38dB。霜取り不要。温度調節ダイヤル付き。
Hanx-Home ペルチェ式冷蔵庫
容量40リットル、サイズW430×D480×H500(mm)。木目調・左右両開き・4段階温度調節。
SunRuck SR-R4805
容量48リットル、サイズW445×D470×H510(mm)。ダークウッド調・静音。
米 の保存|湿度対策も重要
米の保存において「湿度」は温度以上に重要な要素。
湿度の管理が甘いとカビ・虫・酸化・臭い移りなどのトラブルが発生する。
湿度 | 米への影響 |
---|---|
70%以上:高すぎる | カビの発生、虫の繁殖、古米臭の原因に |
40%以下:低すぎる | 米が乾燥して割れやすくなり、炊き上がりがパサつく |
湿度対策
- 庫内に湿度計を設置することで湿度を管理する
- 乾燥剤(シリカゲル・竹炭など)を併用
- ペットボトル保存で空気との接触を減らす
- 桐製米びつやホーロー容器など調湿性のある素材を選ぶ
人気TOP3 桐製米びつ:5キロタイプ(2025年版)
桐製米びつは、調湿性・防虫性・美しい木目で人気の高い保存容器。
1位:KEYUCA 桐米びつ
スリム設計+キャスター付き。調湿性◎で洋風キッチンにも合う。
2位:増田桐箱店 kome bitsu
国産桐材使用。一合升付きで計量も簡単。高評価レビュー多数。
3位:留河 計量桐米びつ
一合ずつ計量できる機能付き。職人手作りで気密性◎
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