水道代 の値上げが家計に大きな影響を与え始めています。家族4人(小学生2人)の家庭では、毎日の水の使用量が多くて負担も増えていくばかり。
一番水を使うのはどこなのか?
節約できるポイントは?
お風呂、トイレ、洗濯と、家庭での水の使い方を見直して、ムダを減らす方法を考えます。
水道代 を抑えるには? 家庭での水の使用量ランキング
- 1位 お風呂・シャワー 約40%
- 2位 トイレ 約20~30%
- 3位 洗濯 約15%
- 4位 料理・食器洗い 約10%
- 5位 その他(手洗い・うがい) 約5~10%
水道代 を節約する方法
お風呂編
シャワー時間を短縮する
シャワーの水量は1分あたり約10リットル。
1人あたりのシャワー時間を家族4人がそれぞれ1分ずつ短縮すれば、1日40リットルの節約になり、1ヶ月で約1,200リットル(平均的な浴槽4~6杯分)の節水になります。
節水シャワーヘッドの導入
節水シャワーヘッドを使うと、水の使用量を30~50%削減できます。
通常のシャワーヘッド:10リットル/分
↓
5~7リットル/分
年間の水道代が数千円節約できます。
トイレ編
「小」レバーを活用
トイレのレバーには「大小」の切り替えがありますが、大の場合は6~8リットル、小の場合は3リットル。1回につき約3リットルの節水が可能です。
家族4人1日3回トイレにいく場合は月360回(30日計算)、全てを大→小に切り替えれば1ヶ月で約1080リットル(平均的な浴槽3~5杯分)の節水になります。
節水型トイレを導入
最新の節水型トイレを導入すると、従来のトイレより約50%の節水が可能です。
初期費用はかかりますが、長期的には節約効果が大きくなります。
タンク内にペットボトルを入れて水量調整
トイレのタンクに1~2リットルのペットボトルを入れるだけで、水の使用量を減らすことができます。費用をかけずにできる簡単な節約方法なのですぐに試せます。
タンクにペットボトルを入れて節水する方法には注意が必要!
トイレのタンクにペットボトルを入れて水量を調整する節水方法は、従来型のトイレでは有効ですが、すでに節水型トイレを使用している場合は逆に詰まりの原因になることもあります(水量を減らしたことで流れが悪くなり配水管を詰まらせる)。
洗濯編
まとめ洗いで洗濯回数を減らす
洗濯1回あたりの水の使用量は、約100~150リットル(縦型洗濯機の場合)。
毎日少量ずつ洗うと水の使用量が増えるため、1日1回の洗濯を3日に1回にまとめると1カ月で約1,000~1,500リットル(平均的な浴槽3~7杯分)の節水になります。
ドラム式洗濯機の活用
ドラム式洗濯機は縦型と比べて、約40~50%の水量を削減でき、年間で換算すると1万~1.5万リットルの節水が可能になります。
初期投資は必要ですが、水道代と電気代の節約にもつながるため、長期的に見ても経済的です。
すすぎを1回に設定する
一般的な洗濯機の「標準コース」では、すすぎは2回設定されているので、すすぎ1回に変更することで、1回あたり約20~30リットルの水を節約できます。週5回の洗濯で1カ月あたり約400~600リットル(平均的な浴槽2~3杯分)の節水になります。
料理・食器洗い編
料理・食器洗いでできる水道代節約術!
食器のつけ置きを活用
食器を洗う際に、食器をつけ置きしてから洗うと水を流しっぱなしを防げるため節水につながります。
例えば、つけ置き洗いにしたことで水道を流す時間を1日5分間→2分間に短縮すると約30リットルの節水、月に約900リットル(平均的な浴槽3~4杯分)の節水ができます。
食洗機を活用する
食洗器を活用することで最大90%の節水が可能になります。
調理時の水の使用を見直す
水を貯めたボウルで野菜を洗う → 約5~10リットルの水を使用
水道で流しながら洗うと1分あたり約10~12リットルの水を消費します。米のとぎ汁を野菜の洗浄に再利用することでさらに節水することもできます(追加の水使用量をゼロ)。
その他の工夫
- 自治体の節水補助制度をチェック(節水型設備の導入助成金など)
- 水道料金プランを見直し(定額制や使用量に応じたプラン変更)
- 蛇口のこまめな閉め忘れ防止(1回の節約が積み重なる)
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