スマホ、タブレットを筆頭に「充電式の電化製品」が増えている。
2010年代後半から2020年前半、特にコロナ禍をきっかけに需要が急拡大したモバイルバッテリーだが、あれから年月が経ち多くが経年劣化を迎えている。
モバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池が劣化すると発熱・発火の危険性があるため、2~3年を目安に廃棄することが推奨されている。
ただし、モバイルバッテリーの捨て方には注意が必要だ。
モバイルバッテリー を「可燃ごみ」で出してはいけない
モバイルバッテリー の処分方法について、20代~40代を対象に調査したところ「モバイルバッテリーを『燃えるゴミ(可燃ごみ)』で捨てたことがある」と回答した人が全体の約1割ほどいたという。
モバイルバッテリーを燃えるゴミとして処分するとゴミ収集車で火災が発生する危険がある。
モバイルバッテリー の正しい処分方法
モバイルバッテリー や充電式家電に搭載されている「リチウムイオン電池」は正しい処分をしないと火災や爆発の危険がある。
- 自治体の小型家電回収ボックス
- 市役所・公民館・リサイクルセンターなどに設置
- 自治体によって対応が異なる
- 家電量販店の回収ボックス
- ヨドバシ・ビックカメラ・ヤマダ電機などに設置
- 「JBRC」の会員企業が製造したPSEマーク付き製品のみ対象
- メーカーによる回収
- Anker・エレコムなどが郵送回収や店舗回収を実施(送料自己負担)
- 不用品回収業者に依頼
- 膨張・破損品など回収ボックス不可のものにも対応(有料での回収が多い)
モバイルバッテリー は処分しないと危険
モバイルバッテリー は放置すると膨張・異臭・発火・爆発の危険があるので、使用しないモバイルバッテリーは処分しないといけない。
膨張・発熱・異臭がする場合は回収ボックスに入れられず不用品回収業者に依頼するしかないが、「危険物」なので業者にも回収を断れるケースがある。
モバイルバッテリーを購入する際、容量・出力・サイズを重要視することが多いが、2~3年の寿命のある製品であるため「処分ができること」を重視するのも必要だと考える。
個人的には「JBRCの会員企業が製造したPSEマーク付きモバイルバッテリー」を推す。
「JBRCの会員企業」であることはそんなに足枷にはならない。
人気のメーカーは基本的にJBRCに加入している。
TOP8(2025年7月時点)更新
- Anker JRBC会員
- cheero (ティ・アール・エイ株式会社の一部)JRBC会員
- Elecom JRBC会員
- MOTTERU JRBC会員
- アイリスオーヤマJRBC会員
- サンワダイレクト(サンワサプライ直営店)JRBC会員
- SonyJRBC会員
- BUFFALO JRBC会員
2025年に注目されている新興ブランドに以下の3社があるが、CIOのみJRBC会員でBelkinとBaseusは非会員。
ブランド名 | 備考 |
---|---|
CIO(シーアイオー) | 日本発ベンチャー。急速充電&小型モデルで人気急上昇 |
Belkin(ベルキン) | Apple公式取扱。MagSafe対応モデルが話題 |
Baseus(ベースアス) | 中国発。GaN充電器やMagSafe対応で評価上昇 |
モバイルバッテリーの替えどきについては「こちら」を読んでほしい。
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