正月に疲れた胃腸を労わるため、1月7日は「 七草粥 」を食べる。世界の病人食は?

未分類
未分類
この記事は約4分で読めます。

今年もダイエット中なので正月といえど暴食はしませんでしたが……やはり体は疲れ気味なので、1月7日の朝食は伝統に則って七草粥でした。

「 七草粥 」は30分とちょっとで作れる

本来なら7種の野草を山にでも取りに行くべきなのでしょうが、私はスーパーで売られている七草のパックを購入してきます(6日の夕方にはセール価格になっていることが多い)。

七草粥のレシピは「白ごはん.com」のレシピが美味しいです。

七草を全て適当な大きさに切って塩茹で、最後に完成した白粥に乗せて食べています(子どもが草の味を好まないので、各々の采配で七草を乗せて食べる形にしています)。

七草粥は1月7日の朝食に食べるのが原則。

お粥は30分とちょっとで完成するので、粥づくりと並行して七草を茹でておけば30分ほどで食べることができます。

ちなみに本来の七草粥は1晩かけて作るそうです。

6日の酉の刻(17時~19時ごろ)から順に、酉・戌・亥・子・丑・寅・卯のそれぞれの刻に1種類ずつ草を叩き、最後の草を叩き終えた辰の刻(7時~9時ごろ)から煮て食べるそうです……徹夜で草を叩くのかぁ”(-“”-)”

「 七草粥 」を1月7日に食べる理由

1月7日は五節句の1つ「人日じんじつの節句」で、この日に無病息災を願って七草粥を食べる風習の原型は平安時代に生まれたそうです(平安時代はお吸い物で、お粥になったのは室町時代以降)。

この風習は日本古来の若菜摘みの風習に、中国の7種の若菜を熱々の吸い物にして食して邪気を払うという風習が結びついて生まれたもの。古くから日本にあった「若菜摘み」は、年の初めに芽が出始めたばかりの春の野草を摘む風習です。

また平安時代、初子(はつね、新年最初の子の日)に、野に出て若松を引いたり若菜を摘んだりして遊ぶ貴族の風習と、7種あるいは12種の若菜を天皇に供する「供若菜(わかなをくうず)の儀」が、宮中で七草を食べる行事となり、七草の風習の原型となったともいわれる。

「 七草粥 」の風習が現代にも残る理由

古くからの風習が残る理由は様々ですが、七草粥については「飲み過ぎ」「食べ過ぎ」と年末年始は何かと過ぎるものが多いので体は疲れ気味。1月7日には体に優しいものが食べたくなるのではないか……と私は思っています。

我が家の七草粥は専ら親の私たちが食していますからね。子どもたちは「草の味がする」と当然のことをいって少し食べる程度ですwww。

塩を多めに入れて茹でているのですが、確かに野草のワイルドな草の味は大人向けです。

「 七草粥 」から思う、世界中の病人食

 粥つながりで世界の病人食を調べてみたら、体調の悪いときに粥を食べる風習はアジア圏に多いようです。

病人に「粥」はアジア圏に多い(シンガポール、フィリピン)

 シンガポールでは、薄切りの白身魚と生姜を加えて醤油で味付け、青ネギや揚げ玉ねぎをトッピングしたお粥(魚粥)を食べるそうです。

 フィリピンでは鶏肉、生姜、ニンニク、玉葱などを加えたチキンスープで作るお粥(アロスカルド)を食べるそうです。

主食を消化しやすくした病人食(インド、イタリア)

 病人食は主食を食べやすく(消化しやすく)するのがポイント。

 インドでは米、豆、スパイスを二て作るお粥(キチュリ)が代表的で、イタリアでは小型のパスタ(パスティーナ)をブロードで煮て食べるそうです。

滋養の病人食(アメリカ、メキシコ)

 病人には滋養も大事。

 アメリカでは風邪をひいたときは何はなくともチキンスープと言う人が多く、他にも健胃効果のある生姜入り飲み物、例えばジンジャーエールなども効果的だと言う人が多いそうです。

 メキシコでは牛の胃袋を煮込んだメヌードを食べる人もいるそうで……実に逞しい。

 彼らからしてみれば私たちなんて、「白粥で元気になるのか?」と首を傾げたくなる弱弱しさでしょう。ちなみにメヌードは二日酔いにも効くそうです。

ビタミンCを摂取できる病人食(ノルウェー、フィンランド)

 風邪をひいたときはビタミンCの摂取がおすすめ。

 ノルウェーではカリフラワースープを風邪のときに飲むのが多いそう。

 カリフラワーには豊富なビタミンCと抗酸化物質が含まれており、特にカリフラワーのビタミンCは加熱による損失が少ないので効率よくビタミンCを摂取できるそうです。

 フィンランドではビルベリーを、そのまま食べたりジュースにして摂取しているそうです。

 フィンランドの森にはビルベリーの気が群生しているので、あらゆる病気の治療に昔から疲れてきたそうです(心疾患、結腸がん、消化器系の疾患の予防に効果がある)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました