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アラフォー の取扱説明書(レトロゲーム編):レトロゲームの価値は「人生の一部」

ただのひとりごと子どもや家族との時間
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「 アラフォー の取り扱い説明書」 のレトロゲーム編……といっても続きは考えていない。レトロゲームに熱狂する夫(アラフォー)を見て、私(アラフォー)が「レトロゲーム」について思ったことをまとめた。


3Dグラフィックやリアルな音響を楽しめる現代のゲーム機に慣れた若者世代にとって、ドット絵でチップ音楽の1980〜90年代の16ビットゲームは「レトロ」だろう。ただ現在アラフォーにとってレトロゲームは、今の技術では再現できない独特の世界観や操作感があり“あの頃”を共有する世代の記憶装置になっている。

つまり、「人生の一部」というレベルの価値を持っている。

※家庭の事情や当時の教育から「ゲームを禁止されていた子ども(⁼現在のアラフォー)」がいるので注意はしてほしい(私はこちらだった)

当時の娯楽はいまより少なかったため“共有”の規模は大きい。「みんなやっていた」の“みんな”の規模が現代より大きいことを覚えておいてほしい。

レトロゲーム熱はYouTubeのレトロゲームを題材にした実況や考察をするコンテンツの影響で、サブカルの中でも“語り継ぐ文化”として機能しはじめている。攻略情報、改造ROM、互換機、実況動画など、ファンが自発的に文化を拡張している

16ビット互換機 に夫の手が伸びる~YouTube「ゆっくり実況」でレトロゲーム熱が止まらない – 生成AIと二人三脚

アラフォーのレトロゲーム熱の原因として、8ビットのファミコン(1983年)から16ビットのスーパーファミコン(1990年)への進化を体感したこともある。この進化は技術面でも体験面でも劇的な変化をもたらした。

シンプルなドット絵は色彩豊かで滑らかな描写になり、チップ音楽はステレオ対応の高音質となり、それらは当時子どもだったアラフォーたちに「次元が違う!」と感じさせる衝撃を与え、これがまだ余韻として残っているように感じる。

「遊びの原点」といえるファミコンから進化し、16ビットゲームは「物語と没入感の始まり」とも言われている。この時代は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』や『ファイナルファンタジーVI』など名作が次々と登場、黄金期ともいえる。

「16ビット」とはゲーム機の頭脳である「CPU」が一度に処理できるデータの幅(情報量)のことを指す。つまり、“どれだけ複雑なことができるか”の目安

これが32ビット、64ビット、128ビット……と進化していくことでゲームのグラフィックや動き、音の表現がどんどん豊かになっていった。現代のゲーム機は64ビットが主流だがPS5などは64〜128ビット以上。マルチコアCPU搭載し、映画並みの映像にAI搭載など……すごいことになっている。

アラフォーでゲームに疎い私の感想は「すごい」。あとは……「ボタンが多くて指が足りない感じがする」。小学生の娘たちの指の動きに私は毎日感心している。

レトロゲームは、私にとって“やらなかった記憶”であり、夫にとっては“やり続けた記憶”。でも今、同じリビングでその違いを笑い合えるのが、アラフォーの面白さなのかもしれない。

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