この時期、春に行われた 健康診断 の結果が返ってくる。
夫の場合、検査当日に血液検査と尿検査の速報値を持ってかえってくる。
それを見た限り、今回も尿酸値が高そうだ。
夫、義父、義弟と三人揃って尿酸値が高い。
高いのだが、これといって病気らしい雰囲気はない。
素人目だからか?
でも四十年以上高いけれど、これといって問題が起きたことがないらしい。
そうなると、「基準値より高いけれど問題はない」となる?
そうなると……基準値ってなんだろう、となる。
生成AIに聞いてみると――。

健康診断で使われる基準値(参考値)は、医学的な研究や疫学データをもとに、“健康な人の集団”から統計的に算出された値です。
健康診断 の「基準値」だけで正常か異常かは決まらない
健康診断で使われる基準値は参考値、つまり「目安」。
健康な人の集団から統計的に算出された値をもとに「正常」と判断しているようだが、機械のように画一的な設計をされていない人間の体に「正常」という基準はあり得るのだろうか。

一定の年齢・性別・生活背景を持つ“健康な人々”のデータから算出されたもので、個人の体質や遺伝には対応していない。
健康診断 の結果から診断できるのは「医師」
正常かどうかの判断は、数値だけではなく「その人にとってどうか」が本質となる。
この診断をできるのは専門知識のある医師となるのだが、一回の検査結果で判断は難しい。
だからn数を増やすために再検査をする。
再検査は義務ではないが「しておいたほうがいい」と言われる所以がこれだ。
そうは言っても「n=2」では医師も判断しかねるらしい。
だから初回では「経過をみよう」となる。
ここで「結局は分からないのか」と思ってはいけない。
そう言われることによって、次の健康診断のときにその数値を注視するようになる。
私がそうだ。
毎回夫の診断結果をみて「やっぱり尿酸値が高い」と判断できているし、過去の診断結果の尿酸値を比べていけば「経過」が分かる。
どんどん尿酸値が高くなっていれば、素人だって「一度医師に診てもらおう」と判断できる。
健康診断 の結果を長期的に注視するための「かかりつけ医」
正常の判断は一回の検査では分からず、推移をみることで医師は正しい判断がしやすくなる。
誤診はお互いに避けたい。
薬を常飲するのだって負担になる。
長期的に診てもらう存在として、かかりつけ医を作ったほうがいいと思う。
まだやったことはないが、外出先の急病などで病院に運ばれても担当医師とかかりつけ医が連携することで既往歴やアレルギー記録などが正しく伝わって治療の役に立つらしい。
健康診断 の結果は保存しておこう
健康診断 の結果を保存しておくことで過去の推移をみることができる。
後年のリスクを減らす
健康診断の結果は「推移」や「変化」を理解するためのデータとして役に立つ。
生活習慣病や慢性疾患は年単位で進行するため「推移」を見ることができるし、高血圧や脂質異常症などは30代後半〜40代での微細な変化が後年のリスクになる。
何よりも注射嫌いの夫のため、検査結果が保存されていれば注射の数が多少減るのではないかと思っている。
パパの検査結果は子どもたちの「体質」のヒントになる
健康診断の結果は親の体質のデータでもあり、子どもの「遺伝的要素」や「体質」の理解に役に立つ。
よく聞く「ご家族にーーいう病気のかたはいませんか?」という医師の問いに対する答えの一つだ。
実際に義父の尿酸値が高いという検診結果は、夫の尿酸値が高いことについて「体質かもしれない」という診断に役に立った。
遺伝的傾向ならば、子どもたちも尿酸値が高い傾向にある可能性が高い。
注射嫌いの夫は毎年健康診断を嫌がっているが、子どもたちのためにも頑張ってもらいたい。
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