季節性インフルエンザ の流行が今年は長いです。
秋から年末にかけてA型が流行したかと思えば年明けからはB型が流行、或るサイエンスライターによると「1シーズンで2度のピークは異例だとか」。
我が家の被害状況を言えば旦那がインフルエンザA型にかかり、インフルエンザB型の流行でつい先日上の子どもは学級閉鎖となりました。
今シーズンのインフルエンザの流行が長い(早く始まった)ことについて、次の2つが理由として挙げられています。
- コロナ流行が長く続いたことにより、十分な免疫を持つ人が減っていた
- 2023年春からコロナによる行動規制が減り、社会活動が再開したことによりインフルエンザの流行シーズンが例年より3~4カ月早まった
季節性インフルエンザ A型とB型の違い
季節性インフルエンザ でよく聞く「A型」と「B型」ではウイルスの遺伝子やたんぱく構造が違います。
一般的に特徴として、
- A型:ヒト以外の動物にも感染する、変異が激しいので大流行しやすい
- B型:ヒトのみに感染する、変異が少ないので大流行しにくい
私たちはA型にもB型にも感染するヒトなので「感染する対象の動物」では判別しにくく、「大流行」については”しやすい/しにくい”なので判別しにくいです。
季節性インフルエンザ 「A型だから重症化する」ではない
季節性インフルエンザ の症状について、「A型は高熱がでるが、B型は風邪のような症状」とA型のほうが重症のような言われ方をしていますが実際にはA型とB型には症状にあまり差はないそうです。
A型とB型のどちらも、
- 感染から1~3日後に38℃以上の高熱、頭痛、全身のだるさなどの症状がすぐに現れる(すぐに現れるのが風邪との違い)
- 薬を飲まなくても1週間程度で自然に治癒することが多い
- 免疫機能が低い子どもや低下している高齢者の場合は肺や気管支などに二次感染を起こして重篤化することがある
但し、B型についてはお腹の症状がでることもあるため胃腸炎と誤解されるケースもあるようです。
小学校で相次ぐ学級閉鎖の原因であるB型の大流行前には「嘔吐や下痢の症状の子どもが多い」という保護者の噂も耳にしており、大流行したいまとなってはあれはB型の症状の一端だったのかという気がしています。
【結論】 季節性インフルエンザ 「A型か、B型か」は素人で判断できない
季節性インフルエンザ にかかった場合、発症から48時間以内ならば専用の薬でウイルス本体に影響を与えて症状が和らげることができます。
冬に子どもが「38℃以上の熱を出した」「嘔吐や下痢の症状がある」場合は、学校や園でインフルエンザがいま流行しているか確認したのちに医療機関で検査を受けることをおすすめします(検査の必要性については医師の判断)。
※検査の感度には限界があるため、実際はインフルエンザウイルスに感染して発熱していても検査結果が「陰性」になることもあります。
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旦那は陽性の結果が出にくいタイプなので日をまたいでもう一回検査を受けることが多いです(発熱から24時間後、できるだけ発症から48時間前のギリギリを狙って検査を受けるようにして陽性が出やすくなりました)
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