子どもの 予防接種 で忘れやすいと言われる日本脳炎ワクチンの3回目(2回目の1年後の接種が推奨)。「忘れやすい」と言われて気を付けていたはずが本当に忘れていました。
麻しん風しん混合ワクチンでも同じことをやったのに反省が足りません(麻しん風しん混合ワクチンについては「麻しん風しん混合ワクチン 、ワクチン品薄、小学校入学前にギリギリセーフ」を読んでください)。
日本脳炎ワクチン の接種は全4回。そのうち3回は3歳から4歳の間に接種してしまうことが薦められています(4回目は9歳以降)。
うちの自治体で無料で接種できる(補助券の有効期間)は子どもが満7歳6ヵ月になるまで。「満〇歳」は今何歳かと聞かれて答える年齢です。
ちなみに法律上の満年齢は「誕生日前日の午後12時」に1歳増える。「4月1日までが早生まれ」というのはこの法律があるからだそうです(法律上、4月1日生まれは3月31日午後12時に1歳増える)。
予防接種は計画的に
ワクチンの供給不足により多くの子どもの接種スケジュールが乱れています。補助期間を1日でも過ぎると全額自己負担になります。
詳しくは「ワクチンの供給状況について/厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)」を確認してください。
日本脳炎 の 予防接種 :推奨される接種期間
日本脳炎ワクチン の推奨される接種期間は次の通りです。推奨と接種費用補助期間は異なることがあるので各自治体に確認してください。自治体によりますが、日本脳炎ワクチン 第1期の接種に対する補助期間は生後2ヶ月~90ヶ月(満7歳6月)が多いようです。
- 第1期 3~4歳
- 1回目 3歳
- 2回目 1回目の接種から6日~4週間後
- 追加 2回目の接種から1年後 ←忘れやすい
- 第2期 9歳~12歳
3歳児検診で 日本脳炎ワクチン に関する案内があることが多く、未接種の場合は小学校入学前検診で第1期の打ち忘れに注意するように案内されるケースが多いです。
予防接種 の必要性:日本脳炎を発症する確率は?
日本国内における日本脳炎の感染例(発症数)は年に1~2人だそうです。
日本脳炎ウイルスは豚の体内で培養されて増殖するため東南アジアでの感染例が多いです(豚を飼う家が東南アジアには多い)。日本国内の感染例も養豚場の近くに住む人が多いそうです。
日本脳炎ウイルスに感染しても全員が発症するわけではなく発症する割合は1000人に1人です。
予防接種 の必要性:日本脳炎を発症すると高確率で亡くなる
日本脳炎は危険な感染症で、発症すると2~4割の人が亡くなります。さらに亡くならなくても4~7割の確率で精神障害などの後遺症が残るといわれています。
このことから日本では日本脳炎ワクチンは定期接種のひとつになっています(定期接種=接種費用について公費での補助がある)。
予防接種 の必要性:日本脳炎の発症確率を最大95%減らす
日本脳炎ワクチンについて「ワクチン接種( 予防接種 )により日本脳炎のり患リスクは75~95%減る」といわれています。
予防接種 のときの注意
予防接種をするときは体調がよいときを選びます。
風邪をひいていても諸事情により医師が「大丈夫」と判断して接種できるケースもありますが子どもの体の負担になります。
予防接種をしたら、30分ほどは病院に留まるなど医師とすぐに連絡がとれる状態にします(ワクチンに対してアナフィラキシー反応を起こす子どももいるため病院内での待機が望ましい)。
ワクチン接種によって異常が見られた場合は医療機関に相談します(自治体の健康相談ダイヤルなどに相談してもよいですが高い割合で医師の診察を薦められるそうです)。
日本脳炎ワクチンの副反応のほとんどは2~3日で回復する程度の軽いものですが、次のような症状が出た場合は直ちに病院に行くべきです(副反応が起きる割合は0.01%)。
- 発熱、けいれんが起きた場合
- 接種した部位の腫れが治まらない場合(とびひのように拡がった場合も含む)
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