現役学生が 共学化 に 反対。「男子校や女子校を選べること」も多様性

子育ては難しい
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 埼玉県の県立高校には「男子校」と「女子校」がありますが、「 共学化 すべき」という勧告が出ているそうです。

 勧告を出しているのは、埼玉県の男女共同参画の問題に対応する苦情処理委員。

 苦情の根拠となったのは国連の「女子差別撤廃条約」で、あらゆる領域においてジェンダーを平等にすべきという考えのようです。

 男子校を女子が受験できないことが、不平等を問題となっている”本質”なのか?

「ジェンダーの平等」といっても、同エリアに男子校しかない、女子校しかないというわけではないのなら”平等”なのでは?

 「男友達が男子校に行ってしまったから寂しかった」という意見がありましたが、こんな理由で共同化を求めるほうがどうかしている。あと「群馬県が共学化しているから埼玉県も共学化」という論法もおかしい。

 共学化 について埼玉県教育委員会の担当者が「生徒の意見を聞く会」を県立浦和高校で実施したところ、共学化に賛成する意見はなく反対する意見が相次いだそうです。

  • 共学化されれば長く続いてきた行事が無くなる
  • 男子校ならではの特色が失われる
  • 男子校を選べるという多様な環境を奪わないで欲しい
  • 男女が別の環境だからこそのメリットもある
  • 共学化を進める前にほかの策を検討すべき(男子校と女子校で交流を深めるなど)

 男子高校の名門の一つ、春日部高校のPTAが実施した保護者アンケートでは、

  • 共学化に「反対」 60.8%
  • 共学化に「どちらかと言えば反対」 22.1%

 これは反対多数は春日部高校に限らず、多くの男子校・女子校で共学化に「反対」が8~9割となっているようです。

 誰がどう見ても反対派のほうが多い……この問題について、埼玉県教育委員会は2024年8月に結論を出すそうです。

 子どもたちが不平等だと感じて「男子校や女子校の生徒数が激減」しているなら分かる。

 しかし、いずれも偏差値の高い進学校であることから男子校や女子校の受験者数は依然多い。

 この状況で共学化する理由がよくわからない―――多様性はいずこ?

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