昨夜は皆既月食を楽しみましたが、11月の満月は「ビーバームーン」と言うそうです。
ネイティブアメリカンは毎月の満月に名前を付ける伝統があります。名前はだいたい北米大陸の自然にちなんだ名前が付けられていますが、一部は中世ヨーロッパの古英語由来のものもあるそうです。
「ビーバームーン」はビーバーが冬ごもりに備え、湖沼に大きなダムを造ることにちなんだ名前です(毛皮を獲るためにビーバー用の罠を仕掛けることから名付けられた説もある)。
「ビーバームーン」の他にも、11月の満月には「フロストムーン/フロスティムーン(霜の月)」という名前もあります。
満月の名前:冬(12月~2月)
12月の満月は「コールドムーン」。冬が訪れて寒い季節が始まることからのつけられた名前です。古英語では「ユールの前の月」と呼ぶこともあるそうです。
1月の満月は「ウルフムーン」。凍てついた冬に飢えに耐えて遠吠えをする狼にちなんでつけられた名前です。古英語では「ユールの後の月」と呼ぶこともあるそうです。
ユール(Yule)とは、「クリスマスまたは冬至」の意味があります。
2月の満月は「スノームーン」。冬の盛りで雪に覆われる気候にちなんでつけられた名前です。食糧が不足しがちになるため「ハンガームーン(飢えの月)」という別名もあるそうです。
満月の名前:春(3月~5月)
3月の満月は「ワームムーン」。”ワーム”とは細長く足のない虫のことで、暖かくなってワームが地中から這い出してくることにちなんでつけられた名前です。
4月の満月は「ピンクムーン」。ピンク色の野の花が咲き始めることにちなんで付けられた名前です。この花はフロックス(北米原産)だそうです。また、4月の満月はイースターの日付の算出に使われるため「エッグムーン」や「パスカルムーン」(パスカル=過越の祭)も呼ばれているそうです。
5月の満月は「フラワームーン」。花が咲き乱れる季節にちなんで付けられた名前です。「コーンプランティングムーン(=トウモロコシを植える月)」と呼ぶこともあるそうです。
5月の満月を古英語では「ミルクムーン」ともいうそうです。ミルクムーンは、乳牛の食料が十分になり、乳搾りをできる回数が増えることが由来だそうです。
満月の名前:夏(6月~8月)
6月の満月は「ストロベリームーン」。イチゴの収穫期は欧米では初夏なので、それにちなんで名づけられた名前だそうです。
7月の満月は「バックムーン」。バックとは元気なオスジカのことで、春に角を落としたオスジカの角が7月頃に新しく生えてくることにちなんで名づけらえた名前でそうです。
8月の満月は「スタージョンムーン」。”スタージョン”とはチョウザメのことで、8月はチョウザメの漁の季節であることから名付けられたそうです。チョウザメは北米や北欧では一般的な魚だそうです。
満月の名前:9月と10月
9月の満月は「コーンムーン」。トウモロコシの収穫時期であることに因んで名づけられた名前だそうです。
10月の満月は「ハンタームーン」。冬に備えて狩人がシカやキツネを狩る季節にちなんで名づけられた名前だそうです。
9月と10月の満月を「ハーベストムーン」と呼ぶことがあります。意味は”秋分の日に一番近い満月の日(日本の「中秋の名月」)”なので、9月なこともあれば10月のこともあり、9月の「コーンムーン」や10月の「ハンタームーン」よりも「ハーベストムーン」と呼ばれることが優先されるそうです。
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