花粉症の低年齢化が進み、この時期になると幼稚園の保護者同士の会話に「うちの子、 花粉症 かも 」というフレーズがたびたび登場します。
自身が花粉症で苦労していることも多いからか、「でも違うかも」とアレルギー検査に踏み切れない保護者が多いそうです。
気持ち、よく分かります。
花粉症の低年齢化については「花粉症 になる子どもが増えている。 花粉症 にならないために保護者としてできること」で詳しく説明しています。
花粉症 かも、と思うキッカケは?
子どもが花粉症になったかもと思うのは、2~3月のスギやヒノキの花粉が飛ぶ時期になって花粉症の症状をみせたときが多いようです。
花粉症は粘膜の炎症が原因なので主な症状としては、
- 喉の症状 :咳、喉のイガイガ、かゆみ など
- 鼻の症状 :くしゃみ、鼻水、鼻づまり など
- 目の症状 :かゆみ、充血 など
症状には個人差があり、肌質が乾燥や刺激に弱い敏感性の子どもの場合は皮膚のかゆみなどを感じることもあるそうです。
花粉症は花粉に対する抗体反応なので、子どもの場合は発熱することもあるそうです。
花粉症 かも、と思ったら何科を受診するべき?
子どもが花粉症かもと思ったら病院でアレルギー検査を受けるのが一般的です。
子どもの場合は小児科でも構いませんが、小児科以外では「症状が一番つらい部位の診療科目」を受診するといいです。これは大人の場合も同じです。
- 鼻水など鼻の症状 → 耳鼻科
- 喉の痰やかゆみ → 耳鼻咽喉科
- 目のかゆみ → 眼科
症状が軽度の場合は内科でも検査、治療してもらえます。
アレルギー科は総合的な治療が可能ですが病院のが少なく混雑していることが多いため、小児科や内科で検査を受けてアレルギーだと確定したらアレルギー科に行くケースも多いです。
病院に行く前に子どもの症状をまとめておく
アレルギー反応を起こすアレルゲンは数が多いため、検査前に可能性からある程度絞り込む必要があります。
絞り込みをするために医師に質問される一般的な情報は次の通りです。
- どんな症状があるか
- 鼻水が出る場合、鼻呼吸ができているか
- 目のかゆみや充血の場合、涙や目やには出るか
- 症状がではじめた時期、季節
- 毎年同じ頃に同じような症状が出ているか
- アレルギーで通院したことがあるか
- 服用したことがあるアレルギーに関係する薬の名称
医療機関を受診するときは、症状やどんなことに困っているかを的確に伝え荒れると効果的な治療が期待できます。
花粉症 と確定したあとはどうなる?
花粉症の症状には個人差があるので、「病院に行く必要はない」「症状がひどいときだけ病院に行く」「病院に行かなければつらい」など対応は異なります。
今回は「病院に行く」でまとめます。
「通いやすい」「信頼できる」で病院を選ぶ
花粉症の治療は長期間にわたるので医師との信頼関係、また定期的な通院となることもあるので通いやすさで病院を選ぶことが大切です。
花粉症の治療は症状の緩和など対処療法が基本となり、治療には時間がかかり、治療法にも個人差があります。
子どものライフスタイルにあう薬を希望する
花粉症の薬には「効果」と「副作用」の関係でいろいろ種類があり、特に眠気を引き起こす副作用の薬が多いためライフスタイルにあわせた薬を希望します。
日常生活に影響が出る可能性が高い副作用も多いため、医師の説明をきちんと理解することが重要です。
薬の服用は学校に報告するほうがトラブルは防げる
花粉症の薬を極端に区別すると、「効果は高いけれど眠くなる」か「効果は弱いけれど眠くなりにくい」のふたつです。
副作用に因る眠気や無力感は子どもの責任ではありませんが、端から見れば授業中の居眠りや非積極的な授業態度と見られてしまいます。
学校生活でのトラブルを防ぐため、必要な場合は花粉症の症状や服用している薬とその副作用について学校に報告をし、適切な対応について相談することが大切です。
【結論】 花粉症 かもと思ったら小児科か内科に行く
花粉症かもと思ったら、小児科か内科でアレルギー検査を受けます。
アレルギー検査には種類があるので、アレルギー症状や症状がでる時期を中心に医師の質問にこたえられるように準備しておきます。
参考
他の記事をリライトした点も多いため、特になし。
リライト元とした記事は「花粉症 になる子どもが増えている。 花粉症 にならないために保護者としてできること 」です。
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