食物アレルギー の増加。今後は給食の内容に影響があるかもしれない

健康に関すること
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 2022年に全国の公立小中高校などを対象に行った日本学校保健会の調査では「 食物アレルギー がある」と答えた児童生徒は約52.7万人、全体の約5%だったそうです(2013年に実施された前回調査時から約12万人増)。

 専門家は「木の実類や果物類のアレルギーが増えている」と指摘し今後は学校給食での対応も必要になりそうとのこと(給食のサラダやドレッシングにナッツが使用されていることがあるため食材の変更などを検討)。

 食物アレルギーの原因となる食物(複数回答可)。

  • 鶏卵 25.8%
  • 果物類 25.0%
  • 甲殻類 14.9%
  • 木の実類 12.4%
  • ピーナッツ 11.2%
  • 牛乳・乳製品 11.1%
  • 魚類 9.4%
  • そば 7.2%
  • 小麦 3.1%
  • 肉類 0.8%
  • その他 15.4%

  食物アレルギー のうち「果物アレルギーの増加」の要因について花粉症の子どもが増加しているからだと指摘されているようです(リンゴやモモのたんぱく質構造の一部はスギなどの花粉のたんぱく質構造と類似しているらしい)。

 2021年は給食で初めて食物アレルギーが発生する「初発事例」が504件あったとのこと(把握している事例に限り)。

 学校によっては食物アレルギーの発祥を防ぐため、発症の原因となる可能性がある食材を使わないメニューにすることも検討しているそうですが、保護者としては「初発事例」にならないように気を付けるべきだと思います。

  • 給食に使われる食材にアレルギー反応がないか事前に確認しておく(与えるときは少量、確認は病院がやっている時間帯に行う)
  • アレルギーの検査を受ける

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