先日野球の観戦に行ったら、球場のトイレの個室がいくつも詰まっていました。
イベントなどで大勢がトイレに集中すると、つまっているトイレを見かけるのはよくあります。
トイレのつまりは《使い方次第》で予防することができるので、トイレをつまらせにくくなる四つの方法を紹介します。
トイレットペーパーはダブルよりシングル
トイレットペーパーにはシングルとダブルがありますが、トイレのつまりを予防したいならシングルのトイレットペーパーを使用したほうがよいです。
シングルのほうが水に溶けやすく、細かくなりやすいので流れやすい特徴があります。
また、ウォシュレットを使用することでトイレットペーパーの使用量を減らすことができます。
トイレットペーパー以外のものは流さないこと。
仮に「トイレに流せる」とあるシートやティッシュであっても、予防の点ではできるだけ流さず、燃えるゴミとして処分したほうがよいです。
使用するたびに必ず流す
トイレを使ったら毎回必ず流すようにします。
節水や節約を目的としてトイレを流す回数を減らす人もいますが、排泄物は時間が経つと固まってしまうため、排水管が詰まりやすくなります。
便器汚れの原因にもなり、衛生面の観点からもトイレは使用するたびに必ず流すべきです。
また、トイレの水洗レバーの使い分けも大切です。
節約のために毎回「小」にすると、場合によっては水の量が足りずに流れ切らず排水管に詰まってしまうので、状況に合わせて水洗レバーを適切に使い分けることが重要です。
一気に流さない(小まめに流す)
排泄物やトイレットペーパーは一度で流すのではなく、排泄物のみで一回、トイレットペーパーで一回と分けて流すとつまりを予防できます。
流すトイレットペーパーの量が多いときも同様で、使用するトイレットペーパー量が多くなりそうなときは小まめに流します。
節水対策はつまりの原因になりやすい
タンク内に物を入れて水をかさ増しさせる節水方法は、実際に流れる水の量が少なくなり、水の流れが弱くなって排泄物やトイレットペーパーが流れ切らず、排水管内に蓄積しやすくなるのであまりよくありません。
特に最近のトイレはもともと節水対策が取られ、水の使用量をかなり抑えているので、さらに個人で節水対策をすることはつまりの原因になりやすいです。
トイレが詰まってしまったら……
トイレが詰まってしまったら、自分で解消する方法はラバーカップ(すっぽん)を使う方法です。
ラバーカップを使用すると水が飛び散る可能性があるため、床や壁が汚れないように養生します。
その後、便器内の水量をラバーカップの先にあるゴム部分が浸る程度に調整します(水量が多すぎる場合には水を減らし、水が足りない場合は水を少しずつ足す)。
ラバーカップのゴム部分を排水口にしっかり被せて、ゆっくり押し込んで塞ぎます。
ラバーカップが密着したことを確認したら、勢いよく上に引き抜きます。
つまりが解消するまでこの作業を繰り返します。
ラバーカップを使用してもうまく水が流れない場合、トイレが故障している可能性も考えられるので、トイレの修理業者に依頼します。
自分で解決しようと無理に手を加えてしまうと、破損や故障の原因になります。
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