無園児の割合は約2.5%、「幼稚園に行くこと」は当たり前ではなかった

未分類
未分類
この記事は約2分で読めます。

 先日下の子の「5歳児健康診断」が幼稚園で実施されました。

 幼稚園・保育園等で実施されるのは、「集団の中で自分で考えて行動する力」、「自分の気持ちを伝える力」、「集中して取り組むための力」を見るためだそうです。

 ただこの診断、判断基準がないため「問題あり」「問題なし」は個人の物差しで判断されます。

 過去の傾向から「問題あり」と診断されるのは良くも悪くも”目立つ子”。

 判断基準のひとつに「目立つ=平均から突出している」という意味があるのですが、相対的評価なので保育のプロ(幼稚園の先生)から見ると「気にするほどではありませんよ」というのがほとんどだとか。

 しかし保護者からしてみれば「問題あり」と診断され、さらに発達支援スクールの見学を奨められては不安しかない!

 そのため、「〇〇が問題だと指摘されたのですが、うちの子大丈夫でしょうか?」と先生に質問する保護者がこの時期は急増するそうです。

 因みに、未だ5歳なので「問題あり」と判断されたからといって小学校に行けない(特別学校に通わなければいけない)という判断にはならないそうです。

 幼稚園や保育園については「小学校に行く前に集団に慣れされる」と社会性向上のために通わせるケースがほとんど。そのため義務教育ではないのですが「その年4歳になる子ども~6歳」の子どもの約9割は幼稚園か保育園もしくはそれに類似した園に通っています。

 無園児について。

 2017年の調査によると3歳以上の子どもの約2.5%が幼稚園や保育園に通っていない「無園児」だったそうです。

 義務教育ではないので制度的には問題ありませんが、社会的に不利な家庭ほど幼児教育を受けていない(受けらえない)傾向あるのが問題視されています。

 ある経済学者は「質の高い幼児教育は、低社会階層の家庭の子どもの非認知能力(社会性や忍耐力など)を伸ばすことで、成人後の経済状況を改善する効果が期待されている」と言い、無園児であることは将来のデメリットになる点が指摘されています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました