防災 の判断、自治体が「避難して欲しい」と思う前に避難している人は全体の50%

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 株式会社クロス・マーケティングが「身近に起こりうる自然災害への 防災 に対する意識調査」を行いました。

 調査対象は全国の20歳~79歳の男女3000人で、防災の必要性、不安に思う自然災害、避難する警告レベル、災害発生時の帰宅行動、ペット同行避難や避難所生活への不安などについて調査されました。

 今年の夏は暑く、連日35℃超え。

 夕立が全くないため、7月は毎日朝から熱かったです。

 WMO(世界気象機関)は世界の平均気温が観測史上最も高くなるとの見通しを発表、気候変動による問題は年々大きくなってきています。

防災 の 必要性、年齢が高くなるほど意識する

 防災の必要性を感じるかの設問に対し「とても+ややそう思う」は67%という結果になりました。

 傾向としては年齢が上がるほど必要性が高まるようで、70代では「そう思う」割合が80%に達する。

防災 を最も意識している災害は「地震」

 不安に思う自然災害を3つまで聴取した結果、「地震」69%、「台風」52%、「豪雨」32%という結果になりました。
 「地震」「台風」「暴風」は防災の必要性と同様に年代が高まるほど不安度も強かったようです。

 地域による差もでました。

 南海トラフ地震の可能性のある東海、四国、関東甲信、近畿地方で「地震」に対する不安が7割を超えました。

 一方で、台風がよくくる九州北部と九州南部は「台風」に対する不安のほうが「地震」よりも多くなりました。

防災 意識、「警戒レベル4」以上が出たら避難する人が6割

 災害発生の恐れがある場合、どの警戒レベルで避難するかを聴取した結果、「警戒レベル4(避難指示)」で避難する人は39%、次いで「警戒レベル5(緊急安全確保)」の24%だった。

 「警戒レベル1(早期注意情報)」から「警戒レベル3(高齢者等避難)」までに避難するのは、全体で19%(70代はその割合は高まり34%)。

 内閣府や消防庁が「警戒レベル4」までには避難して欲しいと呼び掛けているものの、それまでに避難する割合は全体の57%にとどまり、理想と現実に乖離がみられた。

 また「警戒レベルに関わらず避難しない」と回答した人も全年齢で1~2割いました。
 その理由は、「自宅の方が安全」「避難所に問題がある」「避難が難しい家族やペットがいる」など。

 さらに、外出時に災害が発生した際の行動として「施設にとどまり状況が落ち着いてから帰宅」は42%、「公共交通機関が止まっていても歩いて帰る」が38%。
 30~50代では「歩いて帰る」が「落ち着いてから帰宅」を上回った。

防災 意識、避難所に行きたくない理由・いけない理由

「ペットを連れて避難所に行く」は全体の半数

 避難指示が出た後のペット同行避難について「ペットと一緒に避難所へ行く」が46%、「ペットと一緒に屋内退避・在宅避難をする」は39%。

 ペットを飼っていることで避難所へ行くことに躊躇している人は70代を中心にある程度いました。

 ペットとの避難については、事前に自治体に問い合わせておくことが重要だそうです。特に、他人に恐怖を与えやすい大型犬は避難所が限られていることもあるので、事前の確認はとても大切です。

 ペットと人間が共生するには一定のルールを守る必要があります。

 また災害が起きるとペットが逃げてしまうことがあります。

 特に犬が逃げてしまった場合は狂犬病の危険性から捕獲対象となっているため、飼い主が分かるように常に鑑札と狂犬病ワクチンの接種記録をセットで首輪につけておくことが大切です。

 私は犬が少し恐い派で、犬を見ると「噛まれるかも」と構えがちです。その心理で狂犬病ワクチンの大切さを「【 狂犬病 】犬に噛まれたら必ず病院へ! 狂犬病 は発症したら致死率ほぼ100%」にまとめました。

避難所の問題、第1位は「トイレ」

 避難所生活になったとき不安点は「プライバシー」「衛生面」「トイレ」の3つが多い。
 特に60~70代は「トイレ」への不安が6割近くと高かった。

 大人数がトイレを共有するときによく発生するのが「トイレのつまり」なので、つまらせない使い方を貼っておくなどの予防が重要になります。

参考記事

参考:警戒レベル4までの避難の呼びかけに対し、避難するのは57%どまり 避難をしない理由は「自宅の方が安全」「避難が難しい家族やペットがいる」|株式会社クロス・マーケティングのプレスリリース (prtimes.jp)

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