被災地の衣食住 問題、避難所に設置された名古屋工業大が開発した「インスタントハウス」。
建築学のプロが、東日本大震災の教訓を得て開発した「だれでも、どこでも、簡単につくれる家」の考え方は本当にスゴイ!!
設置された石川県輪島市内の避難所のひとつ、輪島中学校には約800人が避難。
そこに6棟設置された「インスタントハウス」は、名古屋工業大学が開発した断熱性や遮音性に優れた段ボール製の簡易住宅で、発生間もなく北川啓介教授が自ら車で持ち込んだそうです。
北川教授は東日本大震災をきっかけに開発を進めてきたとのこと。
現在インスタントハウスは女性の着替えや子どものオムツ交換の場として使われているそう。利用者によるとハウス内は広くて落ち着けるそうです。
このインスタントハウスは幅1メートル、高さ1.8メートルの段ボールなどで作られたパーツを組み合わせて、誰でもどこでも15分で作れるそう(小学生でも作れる)。設置場所や避難者の要望に応じて形状を変えたり、つなげたり、窓や扉を開けたりできるそうです。
北川教授は段ボール製造業者にも協力してもらって来週にも再び現地に向かう予定。今後は中長期の避難生活に備えてシートを空気で膨らませてウレタン剤を吹き付ける形のハウスも用意するとか。
段ボール製の屋内用インスタントハウスは2024年1月9日に販売を開始するそうで、人道支援や社会貢献を目的説いていることから販売価格は12,000円だそうです。
能登半島地震の救援活動がひと段落したら、将来何かあったときに避難所となる小学校や中学校の体育館にいくつか置いておいて欲しいと思います。
学校は震災時には避難場所や様々な基地局となることは分かっています。
それなのに水しかでなかったり、エアコンがなかったり、トイレが暗くて汚いなど備えの甘さが毎回露呈してしまっています。
参考記事北川啓介教授が能登半島地震の被災地へ屋内用インスタントハウスを届けました|国立大学法人名古屋工業大学 (nitech.ac.jp)
参考記事名古屋工業大学パンフレット (nitech.ac.jp)
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