雪の予報がでたら 雪対策 をしよう!関東・首都圏エリアは雪で都市機能がマヒします

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 雪の予報が出たら 雪対策 をすること、先日関東エリアに雪が降ったことで都市機能がマヒし、困り果てた人たちをニュースが何十分も報道していて痛感しました。

 東京消防庁の発表によると5日昼過ぎから降り始めた雪の影響により、都内では積雪や路面凍結によって135人が転倒などして救急搬送されたとのこと(6日朝の情報)。

雪対策 その1.不要不急の外出は控える

 関東エリアは積雪に不慣れなので、雪が道路に積もりだしたあたりからトラブルが頻発します。

 今回は首都高や高速道路が早めに通行止めとなり、その分の車が流れ込んだ一般道では大渋滞が発生しました。

 電車の運行も「休止」や「見合わせ」が相次ぎ、代替となるバスに多くの人が殺到しました。ゆりかもめなど積雪によるトラブルで乗客が急遽線路を歩く事態も発生しています。

 雪予報が出ている場合、会社や学校を休むこともリスク管理といえます。

 今回は数日前からその日雪が降ることが分かっていたので、雪当日と翌日は休めるように仕事を調整していた人も多くおり、当日は午後半休を取って「早めに帰る」という選択をした人も少なくなかったそうです。

会社からの出勤命令について

 国土交通省や気象庁が「雪によるトラブルを避けるため不要不急の外出を控えるように」というほどの警報が出ている場合、会社が出勤命令を出すことは労働に関する法律に違反していることになります。

 事業者は従業員に対して「安全配慮義務」つまり安全な環境で働けるように配慮する義務があり、自宅と会社を往復する通勤時間も安全配慮義務の対象です。

 使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする(労働契約法第5条)

 雪の程度については国土交通省や気象庁が発表する危険度により、「不要不急の外出は控えるように」というのは労働安全衛生法における「災害の防止に関する施策に協力」となるので強制的に出勤させることは違法となります。

 事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。また、事業者は、国が実施する労働災害の防止に関する施策に協力するようにしなければならない(労働安全衛生法第3条)

雪対策 その2.安全に歩ける靴を準備する

 雪予報が出ている日は「滑らない」「防水」の靴を履いていく、または持っていくことをお勧めします。

 関東エリアは水分の多い雪が降るため積もっても溶けやすく、どちらかといえば排水されずにたまった冷水だまりを歩くことが多いので歩く靴は防水であることはとても大事です。

 スノーシューがあれば便利ですが、関東エリアでの積雪は年に5回もないので”わざわざ買う”のは……特に子どもは直ぐに履けなくなるので無駄な出費となってしまいます。

 そういうときは、長靴の底部分に絆創膏を貼ると滑りにくくなります(これは革靴やパンプスでも同じ)。

 靴底の泥や水気をよくふき取り、2枚の絆創膏をそれぞれつま先とかかと付近につけます。これは警視庁の「便利技」で紹介されています。

 絆創膏の塩化ビニルや粘着剤が摩擦を生じさせ、濡れたタイルの上や雪道など滑りやすいところでも滑りにくくしてくれます。

公式絆創膏で転びにくくなります 警視庁 (tokyo.lg.jp)

雪道を歩くときに注意するポイント

  • ペンギンのように小股で歩く(下り坂はカニのように横を向いて歩くことも役立つ)
  • 駐車場、バス乗り場、歩道橋の階段など踏み固められたところは凍りやすくなる
  • 横断歩道などの白線部は滑りやすい
  • 建物に入る前に靴底の雪を落とす(踏み固めると氷になって滑りやすい)
  • 手袋をして、両手はいつでも使えるようにしておく

雪対策 その3.雪対策していない車で走らない

 関東エリアの自動車は冬でもノーマルタイヤ(夏タイヤ)であることも少なくありませんが、積雪・凍結している道を対策していない車で走ることは各都道府県の条例違反となっています。

 対策とは「スタッドレスタイヤ」や「駆動輪に巻くチェーン」となるのですが、道で滑らないような対策が必要なのであって”その対策では不十分”ということがあります。

 2024年2月の雪で多く見られた”不十分”が布チェーン。

 特に布チェーン利用が目立ったのはレンタカーやカーシェアの自動車で、首都圏や関東エリアのレンタカーやシェアカーではスタッドレスタイヤが標準装備でいため安価で持ち運びが楽な布チェーンを選ぶ傾向にあったようです。

 布チェーンはどちらかといえば「緊急時に使用するもの」で、使用説明書などにも「チェーン規制時には現場係官の指示に従ってください」とあるように”布チェーンでは対応しきれない”状況があります。

 急坂+急カーブは布チェーンでは踏ん張りがきかず、山道では立ち往生してしまう可能性が高いと思われます。

参考高速道路のチェーン規制はどんなチェーンでも対応できる? | JAF

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