贈り主をがっかりさせない、お祝いの胡蝶蘭を長持ちさせる方法

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 開業した知人が「お祝いに胡蝶蘭をもらったんだけれど、頻繁に会社に来る相手からだから枯らせない」と青い顔をしていました。

胡蝶蘭の花は『一カ月以上』もたせる

 胡蝶蘭の花の寿命を調べると「適切な場所に置いて正しく水やりを行えば、届いてから一カ月以上は花を楽しめる」とあります。
 つまり、最低でも一カ月は花が咲いた状態をキープしておいたほうが良いことになります(ニ、三ヶ月後に最後の花が枯れるのが理想)。

適切な場所に置く

 胡蝶蘭は亜熱帯の植物なので、温度は20~25℃の環境が理想です。
 最低でも10℃以上、冬場は寒さで枯れやすいので要注意です(暑さにはある程度耐える)。

 湿度は70%程度が最適ですが、風通しが悪い環境では根腐れを起こしてしまいます。
 風通しの良い場所で湿度高めの環境、湿度が50%を下回る場合は霧水を補うとよいそうです。

 そして直射日光の当たらない明るい室内。
 直射日光に当たると葉焼けして、葉が茶色くなってしまいます。

 また、胡蝶蘭は鉢を包むようにラッピングされていることが多いですが、通気性が悪くなるので必ずラッピングはほどいておきます。

水ゴケやウッドチップはある程度乾いている状態を維持

 鉢の中の水ゴケやウッドチップが乾いてきたら(湿り気がほとんどなくなってきたら)水をあげます。乾燥のスピードは季節や置き場所によって異なります。
 まだ湿っているのに大量に水をあげてしまうと、根から呼吸ができなくなり、根腐れの原因となるので気をつけましょう(特に低温期は根腐れが起きやすい)。

 水やりはできるだけ午前中に行います。
 夜になると気温が下がるため、水を吸いにくくなってしまいます。
 また、与える水の温度は20℃前後の微温水が理想的です。

 水やりをして、受け皿に水がたまったら必ず捨てます。
 水がたまったままだと通気性が悪くなり、蒸れることでカビが発生したり、根腐れの原因となることがあります。

葉水をする

 胡蝶蘭は乾燥を嫌がるので、葉の表と裏に霧吹きで葉水をします。
 特に湿度の低い冬は葉水が長持ちには効果的です。

 霧吹きでかけた水が葉の根本にたまると株を弱めてしまうので、葉水が終わったら葉の付け根の水を柔らかい布やティッシュでふくようにします。

 生産者さんでは花やツボミに霧水を与えることはありますが、残った水滴がシミになることがあるのでやめたほうがよいです。

胡蝶蘭の花が終わったら

 胡蝶蘭の花が落ちきった鉢が会社や事務所の隅に置かれているのをよく見ますが、適切な処置をすればまた花を咲かせることも可能です(難しい)。

 花が終わったら、花がついている花茎を下から三節分くらい残して切り取ります。
 こうすることで下から脇芽が伸びて、もう一度花を咲かせることがあります。
 ただし、環境や水やりなど十分な配慮が必要なので、素人が再び上手に花を咲かせることは難しいです。

 脇芽がでるには30℃近い室温で株をもう一度元気な状態にする必要があります。
 そして脇芽が出やすいのは18~24℃の環境なので、初夏に花が終わった胡蝶蘭は脇芽が出やすい傾向にあるようです(夏の間に週一で液肥を与える)。

参考:胡蝶蘭のお手入れ方法・育て方のポイント 長持ちさせる管理方法をお教えします (aoyamahanamohonten.jp)

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