「 オセロ 」と「リバーシ」、同じようなゲームなのに何で違う名前なの?

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 「『 オセロ 』を買って欲しい」といって子どもが持っていたのは『リバーシ』。

 「最近は『 オセロ 』ではなく『リバーシ』と言うのだっけ?」と思って調べてみたら、昔からこの2つは似ているけれど違うゲームでした。

オセロ はリバーシを簡単にまとめたゲーム

 オセロ はリバーシの自由なところに制限を加えてシンプルにしたゲームです。

 例えば オセロ は8マス×8マスの格子状に区切られた盤上で行いますが、リバーシの場合は盤の大きさ(マスの数)に決まりはありません。

 ゲームの始まりも違います。リバーシの場合は「中央の4マスにそれぞれ2つ石を置く」とあるのに対し、 オセロ は中央の4マスに右上と左下が黒になるように石を置くことになっています。

 石の扱いも違います。リバーシの場合は始める前に「自分の石の数」が決まっていて、両方の持ち石がなくなったら終了(置く場所がなくなったら終わりというルールもある)。一方で オセロ の場合は打つ前の石は誰のものでもなく、自分が置けない場合は相手の石に順番がまわり、マスが全て埋まったら終わりというルールです。

『 オセロ 』は商品名である

 「 オセロ 」はメガハウス社の登録商標名です。

 ゲーム内容はほぼリバーシですが、ルールの一部を制限してシンプルに改良したゲームに『 オセロ 』と名付けて販売されたもので、メガハウス社以外は無許可で『 オセロ 』の名前を使うことができません。

 リバーシは1883年にイギリスで誕生したゲームで、丸や四角などの裏表2色の石を使い、対戦相手の石を挟んだら自分の色にひっくり返すことができる現在と変わらないルールで行われました。

 このリバーシは明治時代の日本でも「源平碁」という名で広まったそうです。

 長谷川さんは牛乳びんのフタで石をつくって試作品を玩具メーカー「ツクダオリジナル(現:メガハウス)」に持ち込み、1973年に『オセロ』という登録商標で発売されたそうです。

『 オセロ 』の名前の由来

 『オセロ』という名前をつけたのは茨城県水戸出身の長谷川さん親子だそうです(ゲームの内容を考えたのは息子さんで、名前をつけたのは英文学者のお父さんだとか)。

 名前の由来はシェイクスピアの『オセロ(Othello)』。

 なぜオセロなのかというと、黒人の将軍オセロと白人の妻デズデモーナを中心に、敵味方がめまぐるしく寝返るという物語がこのゲームに似ているから。緑の盤面は戯曲「オセロ」の戦いの舞台となった緑の平原をイメージしているそうです。

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参考サイト

公式サイトオセロ誕生の秘密 | オセロ公式サイト (megahouse.co.jp)

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