新型コロナウイルスのいま(2023年9月)

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 下の子どもの通う幼稚園のクラスが学級閉鎖になってしまいました。

 原因は『新型コロナウイルス感染症を含む熱や咳などの症状』でクラスの三分の一が欠席だったからです。

 新型コロナウイルス、久し振りに聞きました。

 新型コロナウイルス感染症の扱いが第五類になってからニュースで取り上げられるのが極端に減ったため『終わった』と思ってしまっていましたが、まだ感染症としては依然健在。

 今日は新型コロナウイルス感染症の流行状況について。

2023年9月の流行状況

 Forbes JAPANの記事(2023年9月4日付け)によると2023年9月現在、新型コロナウイルスは第9波の真っ只中
 発表されているグラフを見ると第5類に分類された2023年5月から徐々に増加したようです。

 この第9波は2022-2023年冬の第8波に迫る状況。
 ワクチン接種により感染しても軽い症状で済む人が多いようですが、高齢者や思い持病をもつ人やその同居家族は注意が必要とのことです

流行理由(第9波発生理由)

第5類感染症移行後初めての夏休みだったので人々の行動範囲が広かった。

流行している株は?

 WHOは、2023年9月時点の新型コロナウイルス感染症の主な原因になっている株はXBB系ですが、徐々にEG.5(通称:エリス)に置き変わりが進んでいると発表。

 都内の新規感染者におけるEG.5の割合は20%を占めると東京都保健医療局が発表。
 これは主流株XBB系(XBB.1.16)の28%についで二番目に多い結果となっているそうです(米国ではEG.5が主流になったとCDC疾病予防管理センターが発表。

 EG.5はオミクロン株からの派生で、威力は今までのXBB系統と同じ程度(免疫回避能や感染力は中等度、重症化リスクは低い)。

発症時の症状

 発生当初の武漢株やデルタ株でみられた味覚障害や嗅覚障害は少なく、通常の風邪のような喉の痛みをうったえるケースが多いとのこと。

新型コロナウイルス感染症かもと思ったら…

 発熱や風邪症状などの体調不良を感じたら、かかりつけ医もしくは最寄りの医療機関を受診すること(但し、医師でも症状のみで新型コロナウイルス感染症と診断することは困難)。

 我が家のように子どもが学級閉鎖など「新型コロナウイルス感染症かもしれない」要素がある場合は受診前にそのことを伝えておきましょう

  抗原検査キットを用いれば自分で検査することは可能(抗原検査キットはあくまでも補助的な診断なので、確定には医師による最終判断が必要)。
 検査のタイミングとしては発熱・喉の痛みなどの症状を確認してから一日程度経過ごに検査をするとよいそうです。

新型コロナウイルス感染症と診断されたら…

 5類感染症に移行しているため、新型コロナウイルス感染症に罹った場合の外出自粛などは個人の判断に委ねられています

 以前のようなに外出自粛を法令によって求められることはなくなっているので、自粛間の設定も個人で判断することになります(園や学校、会社などで別途ルール化されている場合はそれに従いましょう)。

 判断基準の目安として厚生労働省は、

 発症日を0日目として、5日間は外出を控えることが望ましい

 5日を過ぎても症状が続いていた場合は、熱が下がり、熱やのどの痛みなどの症状が軽くなってから24時間以上経過するまでは外出を控えるのが望ましい

 このように推奨しています。

 但し、ここにある「5日間」は社会経済活動の観点に基づいて短縮されたもので、感染者の約3割は「発症後7日目でも感染性を有している」という報告もあります。
 そのため、感染後10日を過ぎるまではマスク着用や高齢者などのハイリスク者との接触を控えるなどの配慮が重要になります。

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