仕事時間を確保するため基本的に『時短家事』を目指しているのですが、食欲の秋は料理に少しだけ力を入れて……今日は農産物直売所で栗を買ってきました。
農産物直売所によって栗の品質が異なり、個人的にお気に入りは家から車で40分くらいのところの栗。種類は”栗の王様”と言われる『利平栗』。適度な粉質、食感が良い、甘味も強いということで毎年1~2回はこれで栗ご飯を楽しんでいます。
利平栗の旬は9月下旬~10月中旬なので今年は少し遅いのですが、色も良く、ぷっくりと太っているので期待大です。
栗は買ったらまず80℃くらいの熱湯で2分ほど茹でます。
茹でた後はザルなどの上に広げて、日陰で干して乾かします。一度で使いきれない量の場合は、皮をむいた後に冷凍して保存します。旅行先で購入など、直ぐに茹でられない場合は5℃以下の低温保存をします。
常温保存は絶対にダメ……イモムシが大量発生します。過去2回やらかしました、「ヒッ」と叫びたくなる光景なのに自分で処理しなければいけない……涙ものでした。
栗の中から出てくるイモムシは80%の確率でクリシギゾウムシ。栗の実をエサにしているのでコロンとした黄色いイモムシで、大きさは大体1cm未満です。
栗が未だ花の段階で卵が産みつけられ、実の中で孵化することもあるので、「穴が空いていない=虫がいない」とはならない。
クリシギゾウムシは高確率で栗に卵を植えつけますが、孵化する前に剥いてしまえば問題ないそうです。ちなみに虫の方も食べてしまっても害は全くないそうで、ほぼほぼ見た目の問題です。
80℃の熱湯で茹でるのは、クリシギゾウムシの幼虫と卵を殺すためです。
水に半日ほどつけることでも幼虫は殺せますが、卵が無事なこともあります。スーパーで売っている栗は茹でていない生のままですが、基本的に卵が孵化しないように処理されていそうです。
栗ご飯のレシピは無いけれど、献立に悩んだときにお世話になっています。料理教室に通っている親父の料理なので「THE男飯」ではありません。
気丈夫な元恋人から娘の存在を知らされたと同時に預けられた千石(←親父)と、妻と離婚して息子を引き取った晴海(←パパ)。友人同士、子育てに奮闘する互いを助けるためルームシェア生活を選択したのですが……。
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