実家の一部屋に大量の テラリウム が。
2023年3月末をもって運営していた塾を閉めた父の作品で、苔の テラリウム が部屋の一角に大量にありました。
1日あたりの労働時間は短めでしたが週休1日で50年以上『先生』をやっていた父。その父が毎日休日になってどうなるかと思ったら、庭の整備と苔の栽培にはまったそうです。
苔は全て自生していたものを採取してきたとか(原価ゼロ円)。
健康のために始めたウォーキングがレベルアップしてハイキングになり、山の上のほうに行って採取してくるとか。6歳の我が子に楽しそうに成果を語り、家に帰る我が子の両手はテラリウムが1つずつ。
植物は好きだけれどテラリウムも、苔の栽培も初めて……ネットで検索だ!
テラリウム とは?
テラリウム とはガラスやプラスチックなど透明な容器の中で動植物を育てる手法を指します(「陸地」を意味する”テラ”と「場所・空間」を意味する”リウム”を合わせた造語)。
発明されたのは19世紀のヨーロッパで、植物を船で輸出するために開発されたそうです(当時は「ウォードの箱」と呼ばれた)。
- 海からの潮風を防げる
- 十分な日光を浴びせることができる
- 少量の水だけで状態を維持できる
テラリウム の良いところ
テラリウム はインテリアとして自然なグリーンを加えることができます。
容器の中で育てるため、苔など外気の影響を受けやすい植物でも管理をしやすいです(置き場所に困らない)。
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「 テラリウム 」の名前は中で育てるモノで変化
まず「 テラリウム 」はビバリウムという「植物や動物を育てるすべての環境」の総称から派生した言葉で、中で育てるモノで「〇〇リウム」の”〇〇”が変化します。
- テラリウム:主に陸地の植物を育てる
- コケリウム(苔テラリウム):陸地の植物の中でも苔を中心に扱う
- アクアテラリウム:陸地と水辺の両方を再現したもの(テラリウム+アクアリウム)
- パルダリウム:陸地に生息する動植物の中でも熱帯雨林に特化した飼育環境を再現したもの
苔の テラリウム 「コケリウム」の管理方法
コケリウム(苔 テラリウム )の管理に必要なのは「陽当たり」と「水やり」(本体は父作なので作り方は省略)。
管理に必要なものは次の通り。
- 霧吹き
- スポイト
- 園芸ばさみ
- LEDライト等の人工照明(室内に適切な灯りがない場合)
陽当たり
コケリウムは直射日光の当たらない明るい場所で管理します(レースのカーテン越し、透かしガラス越しに陽があたる感じがよい)。
室内に適切な灯りがない場合はLEDライト等の人工照明を利用します。
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水やり
苔は湿った環境を好む植物なので、湿度管理がとても重要です。
密閉された環境で栽培している場合には3週間に1回くらい、オープンな環境で栽培している場合には毎日、霧吹きで水をあげます。
その他の管理
- 肥料は原則不要。
- 伸びすぎたコケや変色してしまった苔はハサミでカットして取り除く。
- 水垢等で容器が汚れてきたらメラミンスポンジ等で掃除する。
- 土の中に老廃物が溜まってくるので2~3ヶ月に1回取り除く。
【老廃物の取り除き方】容器にいつもより多めの水をいれ(苔の根本に水たまりができるくらい)、余分な水をスポイトで吸い取ります。
父のコケリウム仲間によると、ベンレートと言う殺菌剤をたまに吹きかけると良いそうです(1000倍に希釈)。
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