海産物を食べたあとの食中毒として有名なのが「腸炎ビブリオ感染症」と「ノロウイルス感染症」です。
ヤオコーで起きた食中毒事件をキッカケに「腸炎ビブリオ感染症」の記事を書いたので、比較で「ノロウイルス感染症」の記事も書こうと思います。
ノロウイルス感染症の症状とは?
ノロウイルスの潜伏期間は1~2日で、主症状は嘔吐と下痢ですが、他にも腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感などを伴うこともあるそうです。
ノロウイルス感染症かどうかの判断では、時期と当日~2日前の食事内容の他に「家族など周囲にノロウイルス感染症に罹った人がいるかどうか」が大きく影響します。
ノロウイルスが原因の場合、原因食品はカキなどの二枚貝で、発生は秋口~春先が多いそうです(生食でなくても、加熱が不十分な場合は感染することがある)。
ノロウイルス感染症の治療方法
ノロウイルス感染症は基本的には対処療法で、特に抗菌薬治療を行わなくても数日で回復するそうです。
下痢や嘔吐は体が菌を出しているので止めないこと(糞便や吐物の処理は注意が必要)。
下痢によって脱水状態になるので十分な水分補給をして、場合によっては輸液を行うこともあるそうです。
薬の服用、特に解熱剤や整腸剤の服用は医師の判断があったほうが安全です(解熱薬は脱水を増悪させる可能性あり)。
夜間や早朝に発症した場合は救急医療相談「#7119」(子どもの場合は「#8000」も可)に電話をしましょう。
ノロウイルス感染症は「うつる」
ノロウイルス感染症はヒトからヒトに感染します。
感染経路は感染者の糞便・吐物およびこれらに直接または間接的に汚染された物で、これら触れたことで感染します(石けんやアルコールでは除菌できない)。
空気中のチリや埃にウイルスが付着し、それによって比較的狭い空間にいた人が感染した例もあるそうです。
ノロウイルス感染症の予防方法
- カキなどの二枚貝は85℃以上で、少なくとも1分以上加熱する
- 糞便や吐物を片付けるときは使い捨てできる雑巾やゴム手袋を使用し、糞便や吐物があった場所は次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒し、ビニール袋に全てを入れたあとに密封して処分する(症状が消失した後も3〜7日間ほど便中にウイルスが排出された例があるので、症状消失後一週間は消毒を続ける)
参考:ノロウイルス感染症とは/NIID国立感染症研究所 (niid.go.jp)
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「大量であること」は重要です。
ノロウイルス感染症の場合、症状消失後一週間は糞便内にノロウイルスがいるので、り患したら二週間ほどは毎回次亜塩素酸ナトリウムで消毒しなければいけません。
二次感染を防ぐためにも、消毒は絶対に必要です。
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