ヤマトヌマエビ のメスがお腹に卵を抱えているのを発見しました。前回はふ化までできましたが稚エビ(着底)まで育てることができませんでした。今回は失敗しないように要観察です。
ヤマトヌマエビ は 交尾すれば直ぐ抱卵
一匹のメスに三、四匹のオスがくっついて回っていたので何かと思えば交尾していたようです(メスが体の大きなほうです)。
翌日のメス、抱卵していました。明らかに抱卵している様子なのですが昨日の今日での変化が信じられず、調べたところ交尾後から1日程度で抱卵するそうです。
卵の色が黄色に変化。
抱卵期間は2週間~4週間。卵が倍ほどに膨れ上がり、卵の中で動く様子が見えてきたら孵化の前兆だそうです。
ヤマトヌマエビ が抱卵したら準備しておくもの
ヤマトヌマエビの稚エビは汽水で育ちます(ふ化したゾエア(エビの幼生の総称)は2~3週間かけて稚エビと変化する)。ふ化は淡水、親エビ隔離後にゾエアは汽水で育てる流れになります。
- 稚エビ用の水槽一式
- 稚エビの餌
- 汽水
稚エビ用の水槽一式
水質を安定するため30cm幅の水槽が望ましく、フィルターは赤ちゃんを吸い込まないようにスポンジフィルターを付け水流はなるべく弱めておくとよいそうです。
ヤマトヌマエビの赤ちゃんは餌の食べ残しが多いので水が汚れやすく、2日に1回は1/4ほど水換えをして新鮮な状態を保たなければいけません。掃除の手間になる底砂は不要です。
ヤマトヌマエビの赤ちゃんに適している水温は23℃~27℃。水温が高いほど新陳代謝が活性化して早く育つので27℃前後が望ましいそうです。
稚エビの餌
稚エビの餌はグリーンウォーターなどのプランクトンかインフゾリア。
プランクトンは作ることができます。プランクトンはコケや水草に付着しているため、水を張ったバケツにたくさんの水草を入れておいて直射日光を当て続けると植物性プランクトンが繁殖してグリーンウォーターになります(1カ月くらいかかる)。
汽水
ゾエアおよび稚エビを飼育する汽水は人工海水の素をいれて比重を1.023~1.025にした海水を、海水70%淡水30%にして作ります(食塩を使って海水を作るのはよくない)。
ヤマトヌマエビの赤ちゃんがゾエアから稚エビに成長しても継続して汽水で飼育。水換えもそのままの頻度で、餌は親エビの人工飼料をすりつぶした物を与えます(着底してから3週間ほどまで続ける)。
親のいる水槽に戻すときは、1ヶ月ほどかけて海水の濃度を徐々に薄めて淡水に慣らしていきます。
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