PHP のバージョンを更新した。
別サイトではPHPのバージョンアップで「サイトが表示されない」という重大なトラブルが起きたが、このサイト(tudurucoto.info)ではサイトの一番上に「警告(Warning)」が表示された。
何が問題なのか。
ヒントとなるのは次の警告メッセージだ。
Warning: Undefined array key “id” in /home/(Xサーバーのアカウント名)/(サイトドメイン)/public_html/wp-content/plugins/google-analytics-for-wordpress/includes/admin/admin-assets.php on line 55
簡単にまとめると「コードが存在しない配列のキー(ここでは "id"
)にアクセスしようとしている」とのこと。
PHP 8.0以降では、こうしたアクセスに対してより厳密な警告(Warning: Undefined array key
)が表示されるようになったそうだ。
「Warning」は致命的ではないため処理は続行されるが注意は必要なレベルの問題と考え、対処はしたほうがいい。
何をすべきなのかは、エラーメッセージで一応は分かる。
Warning: Undefined array key “id” in /home/(Xサーバーのアカウント名)/(サイトドメイン)/public_html/wp-content/plugins/google-analytics-for-wordpress/icludes/admin/admin-assets.php on line 55
問題の発生源はプラグイン。
- WordPressの「Google Analytics for WordPress」(旧「MonsterInsights」)というアクセス解析系プラグイン内のコード
- その中の admin-assets.php の55行目 で、
“id"
というキーが存在しない配列にアクセスしようとした
解決策は次の通り。
- プラグイン「Google Analytics for WordPress」の更新
- PHPのバージョンを落とす
- 警告を非表示にする(応急処置)
②、③については応急処置であり、根本的な解決にはならない。
だからプラグイン「Google Analytics for WordPress」の更新を試みたが更新ボタンがない。
つまりいま更新停止だからということ。
…… プラグイン「Count per Day」に続いてまた古いプラグインだったらしい。
- Google Analytics for WordPress → MonsterInsights Liteに名称変更
- MonsterInsights Lite → MonsterInsightsに変わり、無料版と有料版(Pro)が配信
つまり「Google Analytics for WordPress」を削除したのちに「MonsterInsights」をインストールすればいいのだが、私はプラグイン「Site Kit by Google」をインストールしていた。
Google Analyticsの基本的な導入と可視化が目的ならば、「Site Kit by Google」で十分である。
「Google Analytics for WordPress」を削除した時点でWarningは消えた
分析系プラグインの上位3つはこれ(2025年7月時点)。
- Site Kit by Google – Analytics, Search Console, AdSense, Speed
- Burst Statistics – WordPress向けのプライバシー重視の分析ツール
- MonsterInsights – WordPress 用 Google アナリティクスダッシュボード (サイト統計を簡単に)
「Site Kit by Google」と「MonsterInsights」の併用は、トラッキングの重複やデータの不整合、パフォーマンス低下などのリスクがあるため、基本的に非推奨とされている。
簡単なアクセス解析機能だけならばプラグイン「Jetpack」(無料版)でもできる。
Google Analyticsほど詳細ではないがシンプルで分かりやすく、WordPressダッシュボード内で訪問者数・人気記事・検索キーワードなどを確認できる。

WordPressを始めるなら、迷わず「エックスサーバー」一択。
ブログの表示が速くて、月990円〜とは思えないほど快適。
使ってみて、「あ、最初からここにすればよかった」と思ったのは本当の話。
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