
PHP の更新が推奨された。
WordPressを利用しているとたまにダッシュボードに“お知らせ”がくる。
WordPressが知らせてくるのだから大事なことなのだと分かるが、テーマやプラグインのように「更新」のボタンがない。
さて、どうしたものか。
今回は PHP について。
PHP とは何か、更新方法についてまとめた。
PHP はRPGゲームだと「神官」や「賢者」
PHP の存在について生成AIに尋ねてみたら「城壁の内側で戦う熟練の神官(クレリック)」と答えた。
ドラクエで例えると「賢者」、それも「あの人、まだ現役なんだ…」と思われながら実は最前線で戦っているような賢者。
- 回復と防御に長けている
- PHP は、フォーム処理やログイン認証、セッション管理など、Webサイトの“生命維持”に関わる部分を担っている
- JavaScriptやPythonのような「魔法剣士」や「召喚士」のような派手さはないが、 PHP は地道に味方を支えている
- 古くからの知識と技術を持つ
- 1995年から使われているため「昔の技術」と思われがちだが、いまもバリバリ現役。
- 新しい魔法(機能)も覚えるが、古い呪文(レガシーコード)もまだ使える。
- 代わりがいない、いないと困る
- PHP がなければWordPressも動かない
- WordPressやDrupalなど、多くのCMSと深く結びついている
PHP を更新しないと「防御力」と「すばやさ」が低下
PHP を最新バージョンにすることには2つのメリットがある。
- サイトの高速化(“すばやさ”が上がる)
- PHP は新しいバージョンになるたびに効率が良くなる
- WordPress の推奨 PHP バージョン (2025年7月現在は8.3以上) に更新するとパフォーマンスが向上
- 速いサイトは検索エンジンに高く評価される(=検索ランクが上がる)
- パフォーマンスがあがると訪問者の滞在時間が長くなる
- サイトがより安全になえう(防御力が上がる)
- 最新バージョンには最新のセキュリティ機能が実装
- サイトがハッキングされると評価が下がる
PHP のバージョンを確認する方法
WordPress ダッシュボードのサイドバーメニューから「ツール」>「サイトヘルス」 を選択し、「情報」タブを選択。
「サーバー」セクションを開くと PHP バージョンが表示される。

ダッシュボードやサイトヘルスに表示されていた PHP の更新についてのリマインダーを「分からない」で無視した結果、2025年7月現在は8.3以上が推奨されているというのに7.4だった。
PHP の更新はレンタルサーバーのほうでやる
どうしてこれまで PHP の更新を放っておいたのか。
PHP が何か分からないから?
いや、プラグインやテーマはいままで更新してきたが“何か”を分かってやっていたわけじゃない。
その違いは「更新(アップデート)」のボタンがないからだ。
PHP はサーバー側にインストールされているものなので、更新はレンタルサーバーの管理画面から設定しなければいけない。
PHP を更新する前に
- サイトのバックアップを取る
- WordPress本体・テーマ・プラグインをすべて最新にする
- PHP互換性チェックプラグインで、問題がないか確認する
- 問題があれば、開発者に問い合わせるか、代替を探す
PHP の更新(エックスサーバーの場合)
トップページの「サーバー管理」 を選択。

「サーバー管理(サーバーパネル)」ページのメニューから「PHP」>「PHP Ver.切替」 を選択。

PHPのバージョンはドメイン単位で切り替えることが可能。
「編集」を選択すると、下に更新するPHPのバージョンが出てくる。
「PHP8.3.21」は推奨されていないようだが……WordPressが8.3以上を推奨しているので、私は「PHP8.3.21」を選択した(これについては自己責任とする)。

「設定する」を選択すれば更新完了。
WordPress側で PHP のバージョンを確認したら「8.3.21」になっていた。

PHP バージョンアップでトラブル発生
Fatal Error: 致命的エラー
Fatal error: Array and string offset access syntax with curly braces is no longer supported in /home/xxxx(Xサーバーのアカウント名)/(サイトドメイン)/public_html/wp-content/plugins/count-per-day/counter-core.php on line 1517
「PHPの記述方法が古すぎて、新しいバージョンでは使えない」という内容のエラー。
サイトが表示されない上に、WordPressのダッシュボードも開けないという困ったトラブルの解決策について紹介。
Warning : 警告
Warning: Undefined array key “id” in /home/(Xサーバーのアカウント名)/(サイトドメイン)/public_html/wp-content/plugins/google-analytics-for-wordpress/includes/admin/admin-assets.php on line 55
「コードが存在しない配列のキー(ここでは "id"
)にアクセスしようとしている」という内容のエラー。
「Warning」は致命的ではないため処理は続行される(=サイトは表示される)が、注意は必要なレベルの問題と考え対処はしたほうがいい(私の場合の解決策)。

WordPressを始めるなら、迷わず「エックスサーバー」一択。
ブログの表示が速くて、月990円〜とは思えないほど快適。
使ってみて、「あ、最初からここにすればよかった」と思ったのは本当の話。
まとめ| PHP の更新はサイトを守るための儀式
WordPressのダッシュボードに現れた「PHPを更新してください」というお知らせ。
それは、ただの通知ではなく、サイトの防御力とすばやさを上げるための大切なお知らせだった。
余談
いま夫と子どもたちはNintendo Switch「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」に夢中だ。
ダウンロード版ではなくわざわざパッケージ版を買ったことが不思議だったが、パッケージの美しく格好いい絵に納得した。
知っているストーリー。
でも初めて見る立体的な世界。
……ただただ感動。
多くのゲームファンに愛される不朽の名作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が新たな映像表現で生まれ変わる。 ドット絵と3DCGが融合した美しいHD-2Dの世界で、壮大な冒険へ旅立とう! ここから始まる、ロトの物語。
そして「ドラゴンクエストI&II」のリメイク版がNintendo Switchからも発売されると聞いて歓び、いまからウキウキしている(発売予定日は2025年10月30日※Amazon予約受付中)。
Nintendo Switch2からしか発売されないと思っていたから私はホッとしている。
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