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GoodNovelで財閥御曹司はなぜ人気?韓国・中国ロマンスに学ぶ「権力格差」の描き方

2.執筆テクニック
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GoodNovelのタグにもあるが、韓国や中国のロマンスに出てくる「財閥」は、戦前のような財閥制度がない現代日本では少しイメージしづらい。

韓国ロマンスの財閥とは

日本人が聞くと「三井」「三菱」「住友」といった歴史的な存在を思い浮かべるが、中華系や韓国ロマンスの「財閥」は、もっと身近な存在。

韓国ロマンスの財閥とは

簡単に言うと、巨大企業一族。

日本で例えるなら「トヨタ創業家」のようだが、物語の描写としては有力企業の社長や御曹司というイメージではなく「この人には逆らえない」という圧力を感じる。

  • グループ企業を支配
  • メディアに影響力を持つ
  • 政財界とつながる
  • 結婚相手まで一族会議で決まる

韓国ロマンスでは、このようなレベルの存在として描かれることがある。

韓国では実際に創業家の影響力が大きく、ロマンス物語でも、「財閥三世」「財閥御曹司」「財閥令嬢」が定番になっている。

※財閥は一般に、創業家などが支配・影響力を持つ大規模企業集団。政治やメディアへの影響力は一律ではない。

中国ロマンスでは、韓国ほど「財閥」は出てこない

中国ロマンスでは、韓国ほど「財閥」という言葉を使わない。

  • 総裁(CEO)
  • 豪門
  • 名家
  • 富豪一族

「豪門」や「名家」と呼ばれる一族は、小説の中では「彼の一言で業界が動く」くらいの描かれ方をすることも珍しくない。

「豪門」は裕福で社会的地位の高い家柄を指すことが多く、「名家」は必ずしも富豪とは限らないのがポイント。

GoodNovelで本当に人気なのは「財閥」ではない

ここが重要なのだが、読者が好きなのは財閥そのものではなく「権力格差」から生じるもの。

韓国や中国のロマンスにおける「財閥」とは、単なるお金持ちではない。

昔の少女漫画における「王子様」の現代版であり、圧倒的な権力や地位を持ちながらも、恋愛では不器用で孤独な存在として描かれることが多い。

そのため読者は富そのものではなく、身分差や執着、後悔といった感情のドラマを楽しんでいる。

GoodNovel系、中国系ロマンス、韓国系ロマンスの流れを見ると、「何でも解決してくれる完璧なスパダリ」だけでは弱くなってきているように見える。

財力だけでは物語上の魅力を十分に伝えられないことがあるから。

例えば、財閥御曹司が「君を守る」 「会社を買収した」 「家を用意した」だけだと、読者は最初からその能力があることは分かっているから「で?」とプラスアルファを求められる。

GoodNovel向け、現代日本を舞台に「財閥」の要素を出すならば

日本人は「財閥の創業家」や「政財界の名門」を日常的に意識していないため、中国系や韓国の読者が感じるようなインパクトはない。

そのため、財力よりも「社会的影響力」に置き換えるとしっくりくる。

パターン① カリスマ経営者

  • IT企業創業者
  • 急成長スタートアップ社長
  • ユニコーン企業のCEO

このような人物は「若くして成功した天才」として認識できる。

パターン② 国民的人気俳優

お金・名声・影響力があるという点で、国民的人気俳優は日本人に想像しやすい「財閥」に近い存在。

「日本中が知る人気俳優が、 ただ一人の女性にだけ執着する」設定は、かなり現代日本向け。

パターン③ 老舗企業の後継者

  • 創業150年の和菓子店
  • 老舗ホテル
  • 大企業グループ

このような老舗企業の後継者は日本版財閥に近いが、ここで重要なのは類似点がお金や影響力ではない、家を背負う重圧(責任感)である。

韓国財閥ロマンスの「家のために結婚しろ」を日本向けに変換できる設定。

パターン④ 医者一家・政治家一家

日本では医者一家や政治家一家は特別感があり、例えば「総合病院の跡取り」ならば、家柄・権威・プレッシャーを自然に描ける。

GoodNovelで今後取り入れたい要素

韓国や中国のロマンスに登場する「財閥」を日本の物語に取り入れるなら、莫大な資産を再現する必要はない。

重要なのは、圧倒的な社会的地位を持つ人物が、たった一人の相手との恋愛では思いどおりにならないという、権力と感情の落差なのだと思う。

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