今日は何の日? ―― 11月6日は「お見合い記念日」
お見合い記念日
1947年11月6日、結婚紹介雑誌『希望』の主催で東京・多摩川河畔に386人の男女が集まる集団お見合いが開催された。
従来のお見合いのような個別の仲人を介する形式ではなく、参加者自身が相手を選び、後日身上書の交換を申し込むという、現在のお見合いパーティーの先駆けともいえる方式。
この催しをきっかけに何組が結婚したのか。
確認できる資料では明らかになっていないものの、この集団お見合いは大きな反響を呼び、翌年以降は全国各地で同様のイベントが開かれるなど、戦後の新しい結婚文化の先駆けとなった。
お見合い 現代日本では少数派
ロマンス小説を書いていると、「政略結婚」「契約結婚」などの設定で、お見合いがやたらと多くなる。
しかし、現実の日本では、昔ながらのお見合い結婚はすでに少数派。
戦後は「お見合い」が半数以上を占めていた
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、かつては見合い結婚が結婚全体の半数以上を占めていた時代もあったが、その割合は長期的に減少している。
男女の出会い方が変化している
一方、近年はインターネットを通じた出会いが増えている。
2026年9月に公表された「第17回出生動向基本調査」(2025年実施)では、最近結婚した初婚同士の夫婦のうち、アプリなどを通じて知り合った割合は20.2%だった。
つまり、約5組に1組がインターネットを通じて出会っている計算になる。
ただし、ネットで知り合ったからといって、恋愛結婚ではないというわけではない。
マッチングアプリで出会い、恋愛を経て結婚する夫婦もいる。
出会い方が変化しているのであって、恋愛と結婚の関係そのものが単純に二分できるわけではない。
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お見合い×ロマンス小説
現実では少数派になったお見合いだが、ロマンス小説の世界では今も魅力的な設定。
ロマンス小説で「お見合い」が魅力的な理由
お見合い――つまり、政略結婚、契約結婚には、恋愛を盛り上げる障害を最初から用意しやすいという特徴があるから。
- 最初は愛がない
- 義務や契約で結婚する
- 利害関係がある
- 家と家の事情がある
- 恋愛感情を持ってはいけない
普通の恋愛なら、好きになってから交際し、結婚へと進んでいく。
しかし、政略結婚や契約結婚では、結婚という関係が先に成立する。
そのため、相手を好きになること自体が問題になったり、好きになったのに気持ちを伝えられなかったりする。
GoodNovelなどのロマンス作品を見ていても、愛のない結婚から始まる関係は、物語を動かす設定の一つになっていると感じる。
「好きだから結婚する」のではなく、「結婚した相手を好きになってしまった」。
この順序の逆転によって、出会った瞬間から葛藤を生み出せる。
現実の結婚文化が変わっても、お見合いや政略結婚を題材にしたロマンスがなくならないのは、そこに物語としての面白さがあるからなのかもしれない。
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