血液型と性格。
テレビでB’zの松本さんが「A型っぽいと言われるけれど実はO型」と言っているのを聞いて、血液型の話でよくある『〇型っぽい』の根拠が気になったので調べてみた。
血液型で性格分類する文化のはじまり
血液型と性格を結び付ける考え方は、大正時代(1920年代)に日本の心理学者・教育学者の古川竹二が提唱したものが有名。
古川は軍人や学生などを調査し、血液型によって次のような傾向があることを発表した。
- A型は几帳面
- B型は自由奔放
- O型は大らか
- AB型は複雑
ただし、その後の研究では再現性が確認されなかった。
現在の心理学や医学では、血液型と性格の関連性を支持する強い証拠はない。
「血液型で性格が分類できる」と信じる理由
人間には、当たっている部分だけを覚える傾向がある。
これを心理学では「確証バイアス」と呼ぶ。
例えば、「A型は真面目」と言われた場合、真面目なA型はそれが記憶に残り、不真面目なA型はそれが記憶に残らないため、「当たっている」という意見だけが残りやすい。
この傾向から、血液型と性格については統計的に導かれたというよりも、イメージが共有されて「そういうもの」と考えるようになった面が強い。
血液型で性格を分類できるのか
血液型で性格を分類することは、できない。
「A型っぽい」「O型っぽい」という性格イメージには、科学的な根拠はほとんどない。
ただし、血液型に対する周囲の期待が性格に影響する可能性はある。
子どもの頃から「A型だから真面目だね」と言われ続けると、本人がそのイメージを取り込んで行動することがあり、これを心理学では『自己成就予言』と呼ぶ。

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