今日、カスハラ(カスタマーハラスメント)をしかけてしまった。
ファミレスに行って、フェアでお得なセットになっているものを注文した。
他にもいくつか注文して待機。
料理がいくつか来て、店員Aが「セットはあとで持ってきます」と言った。
セットを除くすべての料理が届いたところで、店員Bが会計用の伝票がテーブルに置かれた。
通常は注文したものが全て揃ってから置かれる伝票表だが、セットは「あとで」と言っていたから店員Bは先に置いたのだと判断した。
セットは子どもの一人の注文。
他のはすでに届いていたから先にそっちを食べさせて、セットを待った。
来ない。
店員を呼んで、来てくれた店員Cに伝票は来ているけれどセットが来ていないと説明。
「うちは特殊でこういうこともあります」と言われた。
待った。
来ない。
店員を呼んだら店員Dに「セットは注文が多くて、まだ時間がかかるのでキャンセルしてください」と言われた。
……なるほど。
そういうこともあるだろう。
キャンセルして別のものを注文するかと、タブレットを操作したがキャンセルボタンがない。
店員をまた呼んだ。
40年以上生きてきて、注文以外で店員を3回も呼んだのは初めてのこと。
来た店員Cに説明したら、、キャンセルは店員のほうでやらなければいけないとのこと。
店員は皆若い。
まだ不慣れなのだろうと、怒りをぐっと抑えて店員Cに「キャンセルしてください」と頼んだ。
キャンセルした分、別のものを頼もうとタブレットを手に取ったところで。
「セットです」
そう言ってテーブルにセットを置いたのは、混んでいるからセットをキャンセルしてくれと言った店員D。
キャンセルしてくれって言ったよね――そう言いたい気持ちを抑えて、店員Dにキャンセルしたことを説明。
分かったと店員Dが下がり、入れ違いのように店員Cが来て「キャンセルできました」とのこと。
改めて子どもと料理を選ぼうとしたら、店員Dが来て「大丈夫ですか?」と聞かれた。
注文に不手際はあったけれど“大丈夫”かという確認かと思い、「はい」と答えた。
店員Dは厨房のほうにさり、なぜか戻ってきた。
店員Dの手にはセットがあった。
「お待たせしました」
……待て。
私は店員Dに、店員Cを指さして「あの人に頼んでキャンセルした」と説明した。
こんなことをしていたら食欲は失せた
だが、それは私の事情。
セットを注文していた子どもに私の分を食べてもらって、食べたかったものを食べられなかった子どもに「デザート食べようか」と声をかけた。
気を取り直した子どもたちはデザートを選んで、注文ボタンを押したところでどちらの商品も売り切れ。
24時間営業のお店で売り切れ。
◇◇◇
ここまでが一連の流れで、さすがに抗議したくなった。
だが、子どもも一緒だし、カスハラとか思われたらいやだと日和った。
何しろ、カスハラって基準がない。
ここまで説明すれば理解を示されるだろうが、傍から見ている人たちには分からない。
40代の子連れの女が、20代前半の店員に文句を言っている図になる。
カスハラが問題視されているから、「カスハラ」と見られやすい。
泣かれれば100%、私のカスハラになりそうだった。
私は味噌汁一杯で終わった夕食。
人生で初めて店員さんに声を荒げたくなった夜。
2026年10月1日から、すべての企業に「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」が法律で義務化された。
これは改正労働施策総合推進法によるもので、企業は「顧客等からの過度な迷惑行為」から従業員を守るための 10項目の対策を必ず整えなければならない。
もちろん、苦情を伝えること自体がカスハラになるわけではない。
厚生労働省も「顧客等からの苦情の全てがカスハラに該当するわけではない」としている。
一方で、要求に理由がある場合でも、その伝え方が威圧的だったり、暴言や執拗な要求など社会通念上許容される範囲を超えれば、カスハラに該当する可能性がある。
ただ、「問題のない」と判断されるまで手間がかかるのは明確。
……ハラスメントって言葉に逃げないでよ、と思った夜。

コメント