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カスハラとは?正当な苦情との違いは?店員に怒りたくなって考えた境界線

5.ライフハック
この記事は約3分で読めます。

今日、カスハラ(カスタマーハラスメント)をしかけてしまった。

ファミレスに行って、フェアでお得なセットになっているものを注文した。
他にもいくつか注文して待機。

料理がいくつか来て、店員Aが「セットはあとで持ってきます」と言った。
セットを除くすべての料理が届いたところで、店員Bが会計用の伝票がテーブルに置かれた。

通常は注文したものが全て揃ってから置かれる伝票表だが、セットは「あとで」と言っていたから店員Bは先に置いたのだと判断した。

セットは子どもの一人の注文。
他のはすでに届いていたから先にそっちを食べさせて、セットを待った。

来ない。

店員を呼んで、来てくれた店員Cに伝票は来ているけれどセットが来ていないと説明。
「うちは特殊でこういうこともあります」と言われた。

待った。
来ない。

店員を呼んだら店員Dに「セットは注文が多くて、まだ時間がかかるのでキャンセルしてください」と言われた。

……なるほど。
そういうこともあるだろう。

キャンセルして別のものを注文するかと、タブレットを操作したがキャンセルボタンがない。

店員をまた呼んだ。
40年以上生きてきて、注文以外で店員を3回も呼んだのは初めてのこと。

来た店員Cに説明したら、、キャンセルは店員のほうでやらなければいけないとのこと。

店員は皆若い。
まだ不慣れなのだろうと、怒りをぐっと抑えて店員Cに「キャンセルしてください」と頼んだ。

キャンセルした分、別のものを頼もうとタブレットを手に取ったところで。

「セットです」

そう言ってテーブルにセットを置いたのは、混んでいるからセットをキャンセルしてくれと言った店員D。
キャンセルしてくれって言ったよね――そう言いたい気持ちを抑えて、店員Dにキャンセルしたことを説明。

分かったと店員Dが下がり、入れ違いのように店員Cが来て「キャンセルできました」とのこと。

改めて子どもと料理を選ぼうとしたら、店員Dが来て「大丈夫ですか?」と聞かれた。

注文に不手際はあったけれど“大丈夫”かという確認かと思い、「はい」と答えた。

店員Dは厨房のほうにさり、なぜか戻ってきた。
店員Dの手にはセットがあった。

「お待たせしました」

……待て。

私は店員Dに、店員Cを指さして「あの人に頼んでキャンセルした」と説明した。

こんなことをしていたら食欲は失せた
だが、それは私の事情。

セットを注文していた子どもに私の分を食べてもらって、食べたかったものを食べられなかった子どもに「デザート食べようか」と声をかけた。

気を取り直した子どもたちはデザートを選んで、注文ボタンを押したところでどちらの商品も売り切れ。

24時間営業のお店で売り切れ。

◇◇◇

ここまでが一連の流れで、さすがに抗議したくなった。

だが、子どもも一緒だし、カスハラとか思われたらいやだと日和った。

何しろ、カスハラって基準がない。
ここまで説明すれば理解を示されるだろうが、傍から見ている人たちには分からない。

40代の子連れの女が、20代前半の店員に文句を言っている図になる。
カスハラが問題視されているから、「カスハラ」と見られやすい。

泣かれれば100%、私のカスハラになりそうだった。

私は味噌汁一杯で終わった夕食。
人生で初めて店員さんに声を荒げたくなった夜。

2026年10月1日から、すべての企業に「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」が法律で義務化された。

これは改正労働施策総合推進法によるもので、企業は「顧客等からの過度な迷惑行為」から従業員を守るための 10項目の対策を必ず整えなければならない。

もちろん、苦情を伝えること自体がカスハラになるわけではない。

厚生労働省も「顧客等からの苦情の全てがカスハラに該当するわけではない」としている。

一方で、要求に理由がある場合でも、その伝え方が威圧的だったり、暴言や執拗な要求など社会通念上許容される範囲を超えれば、カスハラに該当する可能性がある。

ただ、「問題のない」と判断されるまで手間がかかるのは明確。

……ハラスメントって言葉に逃げないでよ、と思った夜。

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