八年間「好き」と言う男と、八年間信じない女。
近すぎる二人の、すれ違いラブストーリー。
作品情報
創作の裏話

Xでギーク猫(@assistant_neko)が配信しているお題にチャレンジして作った一枚の画像。
その画像に「この作品を読んでみたい」という反響があったことをきっかけに書き上げた短編小説。
8000文字未満で完結したため、エブリスタ開催の「三行から参加できる 超・妄想コンテスト「つかまる」」に参加。
あらすじ
「好きだよ」
「はいはい」
人気作家・深沢伊織の「好き」なんて、信じるだけ無駄。
だし巻き玉子がおいしくても「愛してる」。
仕事を手伝っても「好き」。
担当編集者の但馬愛莉は、八年間そんな伊織に振り回され続けてきた。
大学卒業後、憧れの出版社に入社し、憧れの作家だった伊織と出会った春。
あのときはまさか、三十歳を目前にしてまで彼の世話を焼いているなんて思ってもいなかった。
伊織にとって「好き」は、挨拶みたいなもの。
だから、何度言われたって本気にはしない。
――そのはずだった。
「俺、ずっと本気なんだけど」
八年間「好き」と言い続けた男と、八年間その「好き」を信じなかった女。
近すぎて見えなくなっていた二人の関係が変わるとき、今まで聞き流してきた「好き」の意味まで変わり始める。
「好き」と言い続ければ、いつか本気だと伝わるのか。
それとも、言いすぎた「好き」は届かなくなってしまうのか。
作家と担当編集者、八年越しの恋を描いた完結短編。

コメント