「コーヒーを飲んでいないから仕事が進まない」。
コーヒーメーカーが壊れたので、今朝はコーヒーが飲めなかった。
そうしたら、妙に筆が進まない。
実はこれ、コーヒーに含まれるカフェインのせいかもしれない。
そんな科学的根拠をまとめた。
……長年使ってきた言い訳にまさか科学的な理由がつくとは思わなかった。
コーヒーに含まれるカフェインの効果
コーヒーに含まれているカフェインにはヒスタミンの放出を抑制しにくくなる効果がある。
ヒスタミンとは?
ヒスタミンは脳内で神経伝達物質。
人間の体は疲労を感じるとアデノシンを放出。
それをアデノシン受容体がキャッチすると、ヒスタミンの放出が抑えられて眠気を感じるようになる。
カフェインを摂取するとヒスタミンの放出が抑えられず、眠気を感じなくなる(覚醒)。
さらに集中力が高まり、学習能力や記憶力といった認知能力が維持される。
カフェインでヒスタミンの放出が抑制されるメカニズム
カフェインの構造はアデノシンに似ているため、アデノシン受容体はアデノシンだけでなくカフェインもキャッチしてしまう。
だが、構造が似ているだけでアデノシンではないため、カフェインをキャッチしたアデノシン受容体はヒスタミンの放出を抑えないため、脳は「眠くない」と判断してしまう。
リバウンド(カフェインクラッシュ)に要注意
カフェインによって眠気を抑えると、カフェインの効果が切れたときに一気に眠くなる。
これを「カフェインクラッシュ」や「リバウンド」と呼ぶこともある。
カフェインは脳に働きかけているため、体がアデノシンの生成することは止めていない。
その結果、アデノシンが体内に蓄積してしまう。
カフェインは時間がたつと代謝されて体内から消える。
そうなるとアデノシン受容体がフリーになり、アデノシンはたくさんあるのですぐにキャッチしてヒスタミンの放出を一斉に抑制してしまう。
コーヒーをよく飲む人はカフェインが効かない?
カフェインには耐性があるので、コーヒーをよく飲む人はコーヒーを飲んでも眠くなる。
体が疲れているときにカフェインを摂取すると体内にはアデノシンが溜まり、体は「アデノシン受容体が足りなかった」と判断してアデノシン受容体を増やしてしまう。
アデノシン受容体が増えると、カフェインを摂取してもアデノシンをキャッチする受容体が増えるため、ヒスタミンの放出は抑えられ眠気がくる。
これがカフェイン耐性のメカニズムになる。
インスタントコーヒーでもカフェイン量は変わらない
「インスタントコーヒーでは眠気が覚めない」と言う人もいるが、これは気分の問題。
プラシーボ効果の一種。
味の素AGFは、「豆を挽いて淹れたコーヒー(レギュラーコーヒー)でもインスタントコーヒーでも、含まれるカフェイン量は大差ない」と発表している。
【今日は何の日】10月1日は「国際コーヒーデー(International Coffee Day)」

コーヒー豆が高くなったので、最近はほとんどインスタント。
でも、無性にドリップコーヒーを飲みたくなるときがある。
そのときは一杯、手で入れる。
機械だと洗うのが面倒くさい。
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