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台風が2つ発生すると引き合う?反発する?「藤原効果」と台風の動きを解説

5.ライフハック
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台風が2つ発生した場合、引かれ合うのか、それとも反発するのか。

結論から言うと――台風が2つ発生すると、基本的には“引き合うように回り込みながら互いに影響し合う”が、条件によっては“反発するように離れていく”こともある。

台風が2つ近づくと起きる現象を 藤原効果(Fujiwhara effect) と言う。

2つの台風はどう動くのか

台風が2つ近づくと藤原効果が起きる。

藤原効果が起きると進路や速度が急に変わり、予測が難しくなるという特徴がある。

① 引き合う

2つの台風はある程度近づくと、互いに回り込みながら引き合う。

台風は低気圧の巨大な渦であり、2つの渦が近づくと互いの循環に引きずられて回転しながら接近し、まるでダンスをするようにお互いの周りを回る。

② 合体する(吸収される)

台風の強さに差がある場合、強いほうが弱いほうを取り込んで一つの台風になる。

③ 互いに回り込んだまま離れていく(反発しているように見える)

同程度の強さの台風で距離がやや遠い場合、回り込むだけで接近せず、結果的に離れていく。

藤原効果の「藤原」とは

藤原効果の「藤原」は、藤原咲平(ふじわら さくへい) という日本の気象学者の名前

1880年生まれの日本の気象学者で、気象庁の前身である中央気象台の長官を務めた。

衛星もレーダーもない時代に台風の動きを“理論”で解き明かした天才気象学者で、台風研究の世界ではかなり有名人。Fujiwhara effect と、海外でも日本名のまま使われている。

因みに、「ワ」を「wha」と表記するのに違和感があったが、これは昔の気象学の文献で “wh” を使う表記があったので、その名残らしい。

1900年代前半、日本には衛星もレーダーもない。

日本の気象衛星が初めて打ち上げられたのは1977年(世界で最初の気象衛星でも1960年)。

観測手段は「気圧計」「風向風速」「船の報告」「紙の天気図」だけで、藤原咲平はそれらから台風の動きを“渦(サイクロン)の相互作用”として理論化した(1921年発表)。

  • 船の観測報告(航海日誌)
    • 船が通った場所の気圧、風向・風速、波の高さ、雲の様子などを報告。
  • 各地の気象台の気圧・風の観測
    • 日本全国の気象台が 「気圧が急に下がった」「風向が変わった」 などのデータを提出。
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