自宅で働くフリーランスは、エアコンクリーニング費用を 経費 にできる。
家事按分の考え方や、面積按分・使用時間按分の計算方法、税務署に説明するためのポイントを、Web小説家のケースを交えてやさしく解説します。
経費 にできる理由
エアコンは「事業のために必要な設備」とみなされるため。
自宅には複数のエアコンがある家庭が多く、「どれが事業用で、どれが生活用?」と線引きが曖昧になりやすい。しかし、私の場合は次の理由から“事業用”として明確だった。
- 自宅兼作業場
- 仕事をしているのはリビング
- 今回クリーニングするのもリビングのエアコン
- 他の部屋のエアコンは関係ない(複数台を清掃したわけではない)
つまり、仕事部屋として使っている空間の設備にかかった費用として扱える。
経費 にする場合の押さえておくべきポイント
家事按分の考え方
家事按分とは、仕事で使う割合を計算して経費にする方法。 エアコンクリーニングの場合、次の2つを掛け合わせて算出する。
- 面積按分
- 使用時間按分
面積按分
家全体のうち、仕事部屋が占める割合を計算する。家全体が80㎡、リビングが20㎡なら25%が面積按分の割合。
使用時間按分
その部屋を「仕事で使っている時間 ÷ 総使用時間」で計算する。仕事で1日6時間使用、家族で1日6時間使用の場合は50%が使用時間按分の割合。
ただし、ここが多くの個人事業主がつまずくポイント。
「リビングの利用時間なんて計測してない」
これは完全に普通で、むしろ計測している人のほうがレア。
税務の世界では、 “実際に計測していない前提で、合理的に説明できる数字を作る”という考え方が採用されている。
使用時間按分:家族の利用時間はどう考える?
我が家は小学生2人の四人家族。
子どもと夫は学校や仕事で日中は家にいない。
この場合、家族のリビング利用は次のようになる。
- 朝の1~2時間
- 夜の3~5時間
合計して1日4〜7時間程度が「合理的な数字」になる
日中は家族が不在でリビングは仕事に使用しています。家族の利用は朝と夜の数時間のみのため、仕事時間を1日◯時間として按分しています。
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仕事時間の按分については職業ごとに異なり、Web小説家の場合で次に考察してみた。
税務署に説明できる根拠を残す
按分の根拠として、次の2つを残しておくと安心。
- 領収書(業者名・金額・日付が分かるもの)
- 仕事部屋の間取り・使用時間のメモ(スマホ写真や簡単なメモでOK)
確定申告での記載方法
“消耗品費”または“修繕費”で計上するケースが多い。
経費 ……Web小説家の 「仕事時間」とは?
Web小説家の場合、仕事は「書く」だけではない。 考える・構想する・調べる・推敲するなど、頭の中で進む作業もすべて仕事に含まれる。
小説家の「仕事時間」はどう扱われている?
創作系フリーランスは、次のような時間も仕事の一部とされる。
- 散歩しながら考える
- 家事をしながらプロットが浮かぶ
- 風呂でセリフを考える
- 寝る前に構成を組み立てる これ全部「仕事の一部」。
税務署も 「創作は時間で区切れない」 という前提を理解している。
小説家の“平均的な仕事時間”
職業調査やインタビューからの一般的な傾向。
プロ作家
- 1日6〜10時間
- 思考時間を含めると 12時間以上 と答える人も多い
- 逆に「集中して書くのは3〜5時間」という人もいる
Web小説家(兼業含む)
- 1日3〜6時間(執筆+構想)
- 専業なら 6〜10時間
つまり、 “ほぼ1日中考えている”は創作者として普通の状態。
ただし、税務上は「現実的な数字」が必要になるため、 1日6〜10時間を仕事時間として設定するのが自然で説明しやすい。
まとめ
- 自宅のエアコンクリーニング費用は、家事按分して経費にできる
- リビングで仕事しているなら、そのエアコンは事業用として扱える
- 家族の利用時間は“合理的な数字”でOK
- 小説家は「考える時間」も仕事
- 税務署には「現実的な仕事時間」で説明すれば十分


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