地方都市に暮らしていると東京の流行、特に自分と世代が違う若者の流行には疎くなりますが、子どもがいる身では将来のために『危険』だけは知っておかなければいけないと思っています。
最近20~30代の若者を中心に流行している「 オーバードーズ 」。
トー横(新宿歌舞伎町の東宝シネマズ横)ではオーバードーズ目的の薬の売買による逮捕者が出るなど、社会的な問題になりつつあるオーバードーズについて、調べてみました。
「 オーバードーズ 」とは?
オーバードーズとは「薬の過剰摂取」を意味します。
どんな薬にも1日に定められた量があり、これを超える量を摂取すると薬による副作用などの症状が出てきて、場合によっては命の危険もあるそうです。
しかしこの副作用をあえて期待して薬を過剰に摂取する行為が「オーバードーズ」。つまり副作用を体験したくて故意に過剰摂取する行為がオーバードーズと言われます。
覚せい剤などを含めて、薬物関連疾患で治療を受ける5人に1人(20%)が「市販薬によるオーバードーズが原因」になっているそうです。
「 オーバードーズ 」使われそうな市販薬
次のような薬を大量に所持している場合、オーバードーズが目的の可能性があるため注意が必要です。
- ゴデイン含有の咳止め薬 ←オーバードーズの原因の7割
- ブロムワレリル尿素が主に含まれている、不眠の改善や気分を落ち着かせる作用がある市販薬
- デキストロメトルファンが含まれている咳止め薬(例:メジコンやコンタックシリーズなど)
- ジフェンヒドラミンが主に含まれている睡眠改善薬(例:ドリエル)や抗アレルギー薬(例:レスタミン)
「 オーバードーズ 」一般的な症状
オーバードーズで使用される市販薬は脳の中枢に働きかける薬が多いので、脳による症状が中心となり、自分で呼吸ができなくなる場合があります。
他にも薬の過剰摂取は肝臓や腎臓などに多大な負担を生じるので、本人に自覚症状がなくても深刻な臓器障害になっているケースがあるそうです。
睡眠改善薬系の場合
- 酩酊したような状態になり正しい判断ができない
- 著しい錯乱状態になる
- 会話が覚束なくなってくる
- 昏睡状態になる
- けいれん発作
- 呼吸が遅く、苦しい、または呼吸停止になる
コデイン系の場合(多い症状)
- 立ち眩み、めまい
- 眠気
- 吐き気、嘔吐
- 意識消失、昏睡
- 便秘
- けいれん発作
- 呼吸が遅く、苦しい、または呼吸停止になる
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