ゴルフ場のようにきれいな芝を目指したら「 スジキリヨトウ 」に荒らされた件

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 ゴルフ場のようなきれいな芝に憧れて、家の庭に寒冷期でも青々としている西洋芝を植えて五年。

 「 スジキリヨトウ 」という害虫に荒らされ、芝は枯れ、いまでは雑草地と化してしまった我が家の庭は気温が下がったことで雑草の生育速度が弱まりやっとホッと一息つくことができました。

 「憧れも大事だけれど現実とのすり合わせが一番大事」と反省もしますが、その諸悪の根源に対する「 スジキリヨトウ 」への憎しみは消えず、比較的高麗芝は スジキリヨトウ の食害にあわないといわれているため今度は高麗芝に挑戦しようと思います。

「 スジキリヨトウ 」とは?

 スジキリヨトウ はガの一種で、幼虫は芝を食べる害虫です。

 成熟したヨトウの幼虫は淡褐色をしていて、背側に三本の白っぽいタテジマがあるのが特徴です。

 芝を掻くとヨトウの幼虫を見かけることも多く、ヨトウの幼虫は3~4年ほどかけて変化して、老熟した終齢幼虫の状態で越冬します。

「 スジキリヨトウ 」の食害だと判断するポイント

 9月後半から10月前半に芝の一部が円形に枯れるなど異様な枯れ方をした場合、 スジキリヨトウ による食害だと判断できます。

 この時期に食害の被害がでるのは、幼虫が越冬のために地中に潜るからで、この時期の幼虫は成熟していて食欲も旺盛です。

「 スジキリヨトウ 」2つの殺虫剤を合わせて駆除

 スジキリヨトウ は地中で四年ほど過ごすので、成熟した幼虫を直ぐに駆除できる「即効型」と、若い幼虫や卵に対して効果のある「遅行型」の2つを合わせることで効果がでます。

  • 即効性:スミチオン乳剤
  • 遅効性:オルトラン

即効性のあるスミチオン乳剤

 スミチオン乳剤(黄褐色の乳化油状液)は、その高い効果と安全性が評価されて長い間世界中で幅広い分野で使用されている農薬・殺虫剤です。

 庭にまいた直後はふわっと酢酸のようなニオイがしますが、私はそんなに不快だと感じません。

 庭に散布したスミチオンは時間が経つと減少していくので、作物や土壌に蓄積することはありません。

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遅効性のオルトランは予防もできる

 オルトランは浸透移行性のある殺虫剤です。

 浸透移行性とは薬用成分が根や葉から吸収されたあとに植物全体に行き渡る性質で、これにより植物が殺虫剤そのものに変化します(効果は2~3週間)。

 オルトランの害虫駆除と害虫予防は咀嚼性害虫から吸汁性害虫まで幅広く効果があります。

 オルトラン錠剤は灰色の細かい粒で、ムワッとした少し嫌な臭いがしますが撒いてしまえば気になりません(袋を開封したときにぶわっと臭う程度)。

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