WordPress は、ブログやサイトを作るための道具。
ペンや定規のように、文章を綴り、レイアウトを整え、世界観を描くためのツールである。
そしてサーバーは、その作品を記すノートのような存在。
書いたものを保存し、誰もが開いて読めるようにする「場」である。
この記事では、WordPressの仕組み、費用、メリット・デメリット、そして初心者におすすめのサーバーまでをわかりやすく解説。
WordPress とは
WordPress はブログの管理システム(CMS:コンテンツ管理システム)のひとつ。
CMSとしてWordPressのシェアは圧倒的。
「世界中のWebサイトの60%以上がWordPressを利用している」といわれている。
WordPress は機能が豊富で、自分にあったカスタムやデザインの自由度が高いため理想のブログを作ることができる。
WordPress |メリット・デメリット
WordPress を使うメリット
- シェア率が高く、利用者が多いので情報や参考となるサイトが多い
- カスタマイズがしやすい
- 機能追加がしやすい
- 「テーマ」と呼ばれるデザインの種類が豊富
- 各テーマで十分な機能が標準装備となっているので初心者でも使える
- SEO(検索エンジン最適化)に優利な作りになっている
- サイトに貼る広告に制限がなく、収益化(マネタイズ)に優利
- 無料ブログのように運営会社の広告表示がない
ブログを始める理由の多くが集客と広告などの収益なので、その2点においてWordPressは優れているといえます。
WordPress を使うデメリット
- 無料ブログよりやや難易度が高い
- 使いこなすにはある程度の知識が必要
- 一定のコストが発生する
WordPress |利用するのに必要な費用(コスト)
WordPress そのものは無料で使えるが、ノートとノートの置き場は費用が発生する。
- ノート → サーバー 月額500~1500円
- ノートの置き場 → 独自ドメイン 年額1500~3000円
これが最低限の費用で、人によってはブログを充実させるために有料のテーマやプラグインを購入したり、写真やイラストなどの素材を購入することもある。
WordPress 向きのレンタルサーバー
WordPress はサーバーがついていないので、サーバーは個人契約でレンタルをすることになる。
LivedoorブログやFC2のように無料でサーバーが利用できるCMSもあるが、配信される広告に条件があったり、Googleアドセンス利用に必須なSSL暗号化の費用が高額だったりする。
※SSL暗号化とは、インターネット上の通信を安全にするための技術で、第三者による盗聴や改ざんを防ぐ仕組み。Webブラウザとサーバー間の通信を暗号化し、たとえ通信が途中で盗み見られても、内容は暗号化されているため解読されにくく安全性が保たれる。
- 低価格(月額500円以下)
- 中間(月額500円~1,000円)
- シンレンタルサーバー、コアサーバー
- 低価格帯のサーバーに比べてスペックや仕様がよい
- 高速化技術が導入されているサーバーもある
- 標準(月額1,000円~1500円ほど)
- エックスサーバー
、ConoHa WING
、お名前レンタルサーバー - 「高速化」「安定」「サポート力」が備わっている
- エックスサーバー
【結論】 WordPress をはじめるなら「エックスサーバー」か「ConoHa WING」
ブログの表示速度と安定感を重視すべきで、おすすめは「エックスサーバー」または「ConoHa WING」。
この2つの稼働率は99.99%となっている。
私が使用しているのは「エックスサーバー」。
最も安いスタンダードプランで、10年近く利用しているが不便も不満もない。
プラグインの導入などでトラブルが起きても、WordPressでエックスサーバーを利用している人が多いので解決の糸口になるコンテンツはたくさんある。
同じことがConoHa WINGにも言える。
WordPressにConoHa WINGを併せて使用している人も多いため、困ったときは同じ様に解決法を見つけられるだろう。

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