LANケーブル でテレビとインターネットのNURO光のルーターを繋いだ。
見た目や掃除の手間を考えるとWi-Fiに比べてスマートではないと思ったが、AmazonPrimeVideoで『沈黙の戦艦』を見ていたらいいところで映像が止まってローディング開始 ――仏の顔も五回が限界だった。
LANケーブル とは?
LANケーブルとは、インターネットに有線で接続するときに必要なケーブル(パソコン、テレビ、ゲーム機などの通信機器をルーターとつなぐためのケーブル)。
いまは無線LANでの接続が主流となっていますが、有線LANでの接続は無線LANに比べて安定性に優れている。
動画視聴では大量のデータ通信を行うため”安定性”は重視すべき。
有線LAN接続に切り替えれば『いいところでローディングが始まるストレス』を軽減できる――できるはず。
ローディングが始まる原因
動画視聴の主流はストリーミング。
ダウンロードと違ってストリーミング再生は映像データがネット回線で一定量ずつ送信されてくる。ダウンロードに比べれば安定しないが、直ぐに視聴できる点は素晴らしい(映像データのダウンロードには時間がかかる)。
映像の読み込みが終わらない場合、読み込み完了までローディングタイムが発生する。
LANケーブル の 選び方
LANケーブル には種類がある。
用途に合わせた LANケーブル を用意しなければいけない。
今回ほしいLANケーブルは「NURO光のルーターとテレビを有線接続するためのケーブル。
NURO光
の通信速度最大10Gbpsに対応できる LANケーブル が必要(最大10Gbpsは地域による、対象地域外は最大2Gbps)。
LANケーブル の 「カテゴリ」
LANケーブル には「カテゴリ」があり、カテゴリによって「最大通信速度」が変わる。
- カテゴリ5 100Mbps
- カテゴリ5e~6 1Gbps
- カテゴリ6a~7a 10Gbps ←NURO光なら「カテゴリー6a」
- カテゴリ8 40Gbps
NURO光 の場合、「カテゴリ6a」が最適(現在通信速度は最大10Gbpsまたは2Gbps)。


「家にLANケーブルがあるけれどカテゴリが分からない」というときは、ケーブルの側面を見ると「CAT. 」と印字されている(カテゴリ名でなくケーブルの配線規格名が印字されている場合もある、配線規格からのカテゴリ検索も可能)。
LANケーブル のシールド処理について
LANケーブルには外部ノイズに対するシールド処理をしている「STPケーブル」とシールド処理をしていない「UTPケーブル」の2種類があります。
家庭用ネットワークなど、一般的なネットワーク環境ではUTPケーブルが使われています。
聞いただけでは「外部ノイズの影響を受けないSTPケーブルのほうがよい」と思うでしょうが、STPケーブルを使うときに必要なアース処理ができる家庭用ネットワーク製品はあまりありません(アース処理ができないと電気がたまってノイズの発生源になって通信に悪影響)。
LANケーブル の 形状
LANケーブルの形状には様々なものがあります。
- スタンダード:ノイズに強く、丈夫
- 極細:スタンダードの約半分の細さ、狭い場所や限られた空間での配線に便利
- 薄型(フラット):壁際やカーペットの下、隙間での配線に便利
まとめ
Wi-Fiは便利だが動画視聴やオンラインゲームなど「安定性」が求められる場面では有線LANが圧倒的に有利。
LANケーブルを選ぶ際は「通信速度に合ったカテゴリ」を確認することが最重要。
NURO光など高速回線なら、カテゴリ6a以上を選べば安心。
また家庭用ではシールドなし(UTP)で十分。
形状も設置場所に合わせて選べば、見た目もすっきりと使える。
「ローディング地獄」から抜け出したいなら、LANケーブルの見直しが第一歩だ。

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