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冷え症 の原因と改善方法|副交感神経を整えて内側から温まる体づくり

家事
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私は 冷え症 だ。

冷え症 :交感神経が優位な状態であることが原因

ヒトの体には「ホメオスタシス機能」がある。
この機能によって、pH(酸性度)、血糖値、体液濃度などの内部環境は一定状態を保たれる。

つまり、周囲の温度変化を脳が感知すると代謝が変化する。
暑ければ代謝を下げ、寒ければ代謝を上げて体温を一定に保つのだ。

このホメオスタシス機能、意識して動かすことはできない。
神経系とホルモンの働きでコントロールされ、自律神経が大きな影響を与える。

皮膚が寒さを感じると、熱の発散を抑えるために血管が収縮する。
血管が縮むと血の巡りが悪くなる、この状態が続くと『冷え症』となる。

血の巡りが悪くなると、体は疲れやすくなる。

熱や免疫細胞(白血球)を運ぶ血液の動きが鈍るから。
そして免疫機能が低下すると風邪やインフルエンザなどの感染症に罹りやすくなる。

冷え症 の改善:副交感神経を優位な状態にする

冷え症 は手足が冷たいから起きるのではなく、それは結果論。
体温が下がるのを防ぐため、代謝をあげようと交感神経が優位な状態が続いていてしまっていることが問題

つまり、交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位にするのがいい。

副交感神経を優位にする① 深呼吸

  • 交感神経が優位→酸素をたくさん取り入れようとして呼吸が速くなる
  • 副交感神経の働きを促進する →ゆっくりと呼吸をする

両手を下腹部に置き、鼻から2~4秒程度かけて息を吸う。
両手を押し上げるようにお腹をふくらませ、口をすぼめて4~8秒かけてゆっくり息を吐く。
これを1~3分間繰り返す。

副交感神経を優位にする② ストレッチ

一部位ずつゆっくりと時間をかけて伸ばし、副交感神経が優位な状態へ導く。

このとき痛みや寒さを感じると交感神経が働いてしまう。
暖かい場所、気持ちよく感じる範囲で体を伸ばすといい。

個人的にはホットヨガが理想的な改善策だと思う(時間とお金がかかるのが難点)。

副交感神経を優位にする③ ストレッチ

有酸素運動を行うとエネルギー消費量が増えて、体温が上がるとともに全身の血液循環量も増える。

歩行、早歩き程度の運動を10分程度行うといい。
これで十分に体は温まり、運動を終えても熱が暫く作られ続ける。

副交感神経を優位にする④ 筋力トレーニング

筋力トレーニングを行うと冷え症を根本から改善できる。

筋肉は体を動かす運動装置であると同時に熱を作り出す場所。
基礎代謝量の20%程度を筋肉が担っているため、筋肉を増やせば冷えにくい体質に改善される。

特に下半身の筋肉は重要。

全身の筋肉のうち、男性では60%、女性では70%程度を下半身の筋肉が占めている。
運動不足や加齢で減少するのも下半身の筋肉が多い。

まとめ

冷え症は「手足が冷たいから起きる」のではなく、交感神経が優位な状態が続くことが原因。

深呼吸・ストレッチ・軽い運動・筋トレなどで副交感神経を優位にすれば、体の内側から温まりやすくなる。
特に下半身の筋肉を鍛えることは、冷え症を根本から改善する有効な手段。

日常の中で少しずつ「リラックス+運動習慣」を意識することが大切。

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