ヒーローの勘違いから始まるシンデレラ物語『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』

わたしの読書記録
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 ヒーローの勘違いから始まるシンデレラストーリー『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』の第六巻が2023年8月10日に発売されました。

最新刊情報

 主人公は『ずたぼろ令嬢』である貧乏男爵令嬢のマリー。

 女嫌いで気難しいと言われている国一番の大富豪グラナド伯爵に求婚された美しい姉アナスタジアの代わりなったマリーと、マリーと勘違いしてアナスタジアに求婚してしまったウッカリなキュロスの物語。

 親から「醜い」と虐げられてきたマリーはキュロスの行為を理解できませんでしたが、醜いと虐げられてきた自分のために怒るキュロスにマリーの気持ちにも変化が現れます。

 心の距離は段々と近づいていき、二人の婚約式に向けて準備を進めていた矢先に、マリーの父親であるシャデラン男爵にまつわる「ある疑惑」が浮上し、事故で亡くなったはずの姉・アナスタジアが生きているかもしれない。

 第六巻では、五巻の最後にキュロスを誰よりも愛していることにマリーが気づき、キュロスに渾身の告白をするところから始まります。

 タイトルから、マリーがキュロスに溺愛されることは分かりますが、親に愛されずに育って自己肯定感の低いマリーを支えていくグラナダ城の使用人たちがとても魅力的です。

原作は「小説家になろう」

 『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』は「小説家になろう」で連載。
 本編は完結し、2022年秋から続編を連載再開しているようです。

 ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される (syosetu.com)

 原作者「とびらの」さんの作品は他にもいくつも掲載されています(「とびらの」さんのページ:小説家になろう)。

 書籍化され、ライトノベルのイラストを担当したのは紫真依先生( 紫 真依(@25mai1102)さん / X (twitter.com))、コミカライズは仲倉千景先生(仲倉千景(@nakakurakura)さん / X (twitter.com))が担当しています。

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