参加しています

人生で最も誇りに思っていること は「故郷を出たこと」

ただのひとりごと
この記事は約2分で読めます。

人生で最も誇りに思っていること は何ですか ?

人生で最も誇りに思っていること は「故郷を出たこと」。

誰にとっても故郷は懐かしい場所。
でも、私にとっては“出ること”こそが始まりだった。

いま住んでいるのは私の故郷でも夫の故郷でもない。
夫婦そろって所縁のない場所。

転勤族だったため、子どもができたとき「これからどこで生きていくか」を考えた。

そのときは仙台に住んでいた。

仙台はいいところ。
夫婦で呑兵衛の私たちにとっていい街、でも小さな子どもと一緒だと生活がしにくい。

街の規模も大きいから、両家からの援助なく家を買うことを考えると公共交通機関のない場所になってしまう。

JR線沿線に住みたい。
電車通勤・通学を視野に入れて私たちはそう考えていた。

私も旦那も、公共交通機関で不便をしてきたから。
利便性のいいところが絶対条件、だからこそどちらかの地元に帰るという線はなかった。

家を建てるとき、土地をもらえるという話が出たけど断った。
子育てをするとき、両親の手があるというのは何かと安心だと言われた。

でも「電車」は外せなかった。

電車を使うという選択肢があること。
これは子どもにとって大事。

バイクや車の免許をとればそれを使えるけど、移動の幅が電車は違う。
コロナ禍を経験して、家から通える範囲が広いことは進学や就職において重要だと実感した。

そしていま、私たちは揃って故郷を離れたところで生活している。

ほどよい都市。
人によっては『田舎』というかもしれないけれど、だからどうした。

私たちはいまに満足している。

ここは私のふるさとではないけれど、おそらく終の棲家。
そして子どもたちのふるさと。

この町に帰ってきたいと思わせられるかどうかは、今の大人世代がどう街を発展させていくか、それが子どもたちの求めるものに合うかによる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました