「 ビワ の木を植えてはいけない」その理由は?

庭いじり
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 検索履歴からGoogleが私向けのコンテンツを配信してくれるのですが、今回その中のひとつ『 ビワ の木は庭に植えるな」といわれる理由』という見出しに30年近く前に読んだマンガのワンシーンを思い出しました(このマンガについては最後に説明します)。

 ビワ が不幸を招くとか、そんな話。

 いまならスマホでパッと検索できますが忘れていて、このコンテンツを見て当時「なぜ ビワ が不幸を招くのか」が妙に気になったことを思い出しました。

 そんなこんなで、今回は「 ビワ の木を庭に植えてはいけない理由」をまとめました。

「 ビワ の木を植えてはいけない」3つの理由

 夏の果実として親しまれている ビワ ですが、昔からの言い伝えで庭に ビワ の木を植えるのは縁起が悪いと言われています。

理由その1.日当たりが悪くなる

 ビワ を植えると家が日陰になって湿気が充満し、それが原因で家族に病人が増えると考えられているそうです。

 ビワ の木は一年中枯れない常緑樹で、葉が大きく、さらに密集して育つので日差しを遮ってしまうため暗い家になってしまいます(=家の活気が失われる)。

理由その2.病人が寄ってくる

 ビワ の葉は昔から健康に良いとされ、その葉を求めて病院が家に来て、その結果家族に病気がうつってしまうと考えられているそうです。

理由その3.寺院や医者の嘘

 前項で述べたように ビワ の葉は健康によいとされていたため、 ビワ の葉や実を使って疫病治療を行っていた寺院や医者があり、彼らが一般家庭に ビワ の木を植えられないように『嘘』をついたという説があります。

 「縁起が悪い」ということで植樹を防ぐ、現代で言うと「ネガティブキャンペーン」のようなものです。

科学的根拠はないが、植えるのは自己責任で

 以上3つの理由から「 ビワ の木を植えると縁起が悪い」という風説には科学的根拠がないことがわかりますが、長年語り継がれ今も高齢の方には「 ビワ はよくない」と思っている方が少なからずいます。

 病気に関しては新型コロナウイルス感染症の流行時に「〇〇のせいで病気が流行った/病気がうつった」と人間関係がギスギスしたケースも少なくありません。

 科学的根拠がなくても「風評被害」という言葉があるようにスピリチュアル理屈の通じないな問題もあるので、 ビワ を植えるときはトラブルが発生する可能性もあるということを気に留めておいたほうが良いかもしれません。

ビワ 以外にも縁起が悪いと言われる庭木

桜(サクラ)

 花が「散る」ことから、桜の木を庭に植えると家族が散り散りになって家が廃れてしまうと信じられていたそうです。

 桜の木の下には死体が埋まっている、鬼がすんでいるなどと言うネガティブなイメージも縁起が悪いと言われる原因の一端とも言われています。クレハ先生著でコミカライズもされている「鬼の花嫁」顎木あくみ先生著でこちらもコミカライズされている「私の幸せな結婚」でも桜はそんな風に書かれています。

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柘榴(ザクロ)

 ザクロは特徴的な実の形をしていることから庭に植えると縁起がわるいと信じられてきそうです。

 またザクロの実は熟すと割れるため「身が割れる」、その連想から家族に病人が増えるとも思われていたようです。

百日紅(サルスベリ)

 「滑る」ということから、運気が低下したり受験に落ちたりといった悪い影響があると考えられているそうです。うちの近所にもサルスベリの木を植えている人が多いので正直意外でした。

 また艶やかな幹が人肌のようでもあることから「家族の精気を吸って育つ」とも言われ、これも縁起が悪いとされる原因になったようです。

「 ビワ の木を植えてはいけない」で思い出したマンガ

高度な文明が20世紀末に滅びてしまい、日本は王の一族によって支配されるようになっていた。その後、国民は、暴君の圧政に苦しみ続けてきた。そして300年の時が過ぎた。山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれた。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う“運命の子”と予言され、村人だけではなく、王族に反感を持つみんなの希望を託されていた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまう。妹の更紗は、タタラの死を隠すために自らタタラとなり赤の王への復讐のため、立ち上がった。その時から、つらく長い戦いの旅が始まり…。

 そのマンガは『BASARA』、「別冊少女コミック」(小学館)で1990年~1998年まで連載されていた文明や科学が一度滅びたあとの地球を舞台にしたファンタジーです。

 作者・田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」2023年今年9月に映画化もされた人気作品です。

 当時は「男の子はジャンプ、女の子はりぼん」という感じに男女が別れていて、そのため少年漫画に多かった架空戦記を少女漫画でやったことは珍しかったと記憶しています。

 また、この「滅亡したあと」「滅亡する」といった設定の物語は20世紀末の漫画には多いです。

 私の知っている限りではCLAMPさんの「X」(1992年~休載中)とか、日渡早紀先生の「僕の地球を守って」(1986年~1994年)とかが思い浮かびます。

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